予感の最小単位-バグ- / The smallest unit of premonition - the bug-
制作年: 2021
素材・技法: 木
サイズ: 最小1.5m〜最大5〜6m
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定



About the Work
- 制作年
- 2021
- 素材・技法
- 木
- サイズ
- 最小1.5m〜最大5〜6m
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- インスタレーション
- スタイル
- コンセプチュアル
Work Details
人間が信じられるものばかりでできている都市で長く生活していると、神秘的なことについてほとんど忘れかけていたと気がつきました。初めて天川村の洞川を訪れた時、そこにはまだ信じられないものの気配が残っているように感じて、ああこれを神秘的と言うんだったなと目が覚めたようでした。
そこで、洞川に漂う「神秘」についてささやかな想像を巡らせてみました。この幻想的な連想は、女人禁制で私は入ることのできない大峯山で修験道を行う行者さんの存在から始まります。朝早く、見てるこちらが息を潜めてしまうほど緊張感を漂わせて、女人結界門の先へ向かう行者さんの一行は、まるで異次元を行き来しているかのようで、まさにこの場所の象徴のように見えました。
夜、旅館街独特な空気を味わいながらふと、大峯山から帰ってきた彼らも、きっとこの旅館のどこかで夢を見るのだろうなと思いました。そこで、「忘れられない夢」の話について数人にインタビューを行いました。聞いたのは、個人的なささやかな夢や、時に感情を揺さぶられるほど美しい夢など内容は多岐に渡ります。しかし、その背景には彼らがずっと経験している信仰や山にまつわる話、先祖代々続いている仕事や村の存在、そして大峯山に関する伝説など、この村独特の空気が潜んでいるように感じました。
経験上、夢のなかでほとんど忘れかけていた記憶と思いがけず巡り会うようなことがあります。こうした思いがけない遭遇について、ある人は「祖先の記憶が夢に現れる気がする」と話してくれました。あるいはこの予期せぬ遭遇は、洞川の山を歩いているとたびたび目にする真っ白い石が、この地が海底にあったことを意味していると知ったとき、突然過去に遭遇したかのような俄には信じられない驚きにも似ている気がします。
この場所には、まるでいつでも夢のような予期せぬ物語を紡ぎ出すことを待っているかのように過去の気配が漂っています。もしかしたらこの地域に漂うどことなく神秘的な雰囲気とは、地域全体が覚えている忘れられない夢の気配なのかもしれません。
Exhibition Information
- 過去の展示
- MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館2021.10.09 - 11.28<天川> MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館2021.10.09 - 11.28














