


About the Work
- 制作年
- 2016
- 素材・技法
- 紙, 鉛筆
- サイズ
- 13.6 × 11 × 2.5 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- あり
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 岩岡純子
- 発送元地域
- 東京都
- 発送までの日数
- 1週間ほど
- カテゴリー
- 絵画
Work Details
2008年のある深夜のこと。
国立西洋美術館の前を歩いていると、木陰の薄暗い場所で、ひとりの男性がコソコソと自慰行為をしているのを目撃しました。彼の視線の先には、美術館の大きな看板があり、そこには灯り照らされたティツィアーノの《ウルビーノのヴィーナス》が横たわっていました。
わたしは気づかないふりをしてその場を通りすぎましたが、あとになって、自分がその男性のプライベートな空間に無断で入り込んでしまったような、妙な居心地の悪さを感じました。
それ以来、あの日のことがずっと心に引っかかっています。というのも、その男性が一枚の絵画で自慰行為をしていたという事実が、それまで当たり前のように見慣れていたヌードの絵画にも、ポルノ的な要素が確かに含まれているのだということを、わたしにはっきりと突きつけたからです。
2010年には「非実在青少年」問題などが話題となり、ポルノ雑誌に対する規制が一層厳しくなりました。そうした中で、「美術書に載っているヌードは、規制の対象にはならないのだろうか?」という疑問が、わたしの中に芽生えました。
そして、いずれ規制される日が来るかもしれないという思いから、美術書の中のヌードを切り取り、そこに水着を描き足して隠すという行為を始めたのです。
2013年10月
制作手法
本からヌードの名画(今回はクラーナハの『ヴィーナス』)を切り抜き、鉛筆で水着を描き足しています。
作品タイトル
【水着シリーズ】では、元となった名画のタイトルをそのまま引用しています。
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