Trace Element (pig)
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定





About the Work
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- クレジット
- ©Sosuke Ueta Photo by Dai Takano
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 彫刻
- スタイル
- その他
Work Details
―ヨーロッパ・ハンガリー産の丸々1頭の豚皮にフォトポリマー(光硬化樹脂版…紫外線をはじめとする特定の波長の光に反応して硬化する性質を持った薄い樹脂版)を使って制作した作品。この作品は私がヨーロッパ留学前にこの種の生ハムやサラミをよく食べていたことからふと気になり調べてみたところ、現在から30年前の1991年には、たった200頭前後しか存在していない絶滅寸前の状態である動物ということを知った。誰も食べなかった時期に絶滅の危機に瀕したことを考えると、食べる人がいるからこそ飼育が盛んになり、限られてはいるものの飼育が可能な頭数が保たれたと考えられる。そこで私はその事実をもとにマンガリッツァ豚の夏毛が通常の状態から腐敗していくまでの様子を調査し、写真をCMYK分解してそれを版として起こし、そのままカラーチャートとして豚皮に刷り上げた。まっさらな1枚の皮に通常の状態から腐敗した状態までの毛を刷り上げることで、生命のはじまりとおわり、そしてそこから生まれる環境との相関図を体現した。
For this work, I investigated the process by which the hair of the Hungarian Mangalitza pig rots. He broke the resulting photographs into CYMK tones and created plates from them, which he then used to print a color chart using the entire skin of the pig. The printing of the hair from its normal state to rotten state on a single blank skin serves to give form to the beginning and end of life and the correlation thereof with nature.
Artist
アーティスト / Artist
1994年香川県生まれ。 2019年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域第一研究室修了。2020年同大学院研究生修了。 2016年度三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生。 2017年スロバキア・ブラティスラヴァ美術大学に交換留学 (ERASMUS+スカラシップ受領)。 2018年公益財団法人クマ財団第2期生、Art Work With Merck 2018スカラシップ受領。 ———————————————————————————————— 主に版画、立体、インスタレーションなど様々なメディアを駆使しながら作品を展開しています。 「生物と無生物のあいだ」というキーワードを基に、自然が織りなす普遍的なかたち、ライフスタイルや(生活の)リズム、それは現代と原初的な無意識の狭間で姿を変え、単純なかたちへと抽象化・再構築し、多種多様な文様や象徴的アイコンとして画面に表出されます。人と人、人と自然、そして社会との関わり方について作品制作する過程と実践において再考し、それを版画技法や複製技術におけるインダストリアルな側面や視覚的な差異をひとつの糸口として体現することを試みています。
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