
About the Work
- 制作年
- 不明
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 日本画
- スタイル
- 日本画・和
Work Details
〈小〉
〈小〉
〈小〉
〈手〉
〈手〉
〈手〉
〈花〉
〈花〉
〈花〉
〈小〉〈手〉〈花〉――そこにあるもの|文・華雪
「小」の字は、ばらばらに散らばるかけらを象る。
散らばったかけらが、これまであった何かが壊れたのか、ずっと絡まっていたものがほどけた結果なのか、字義は語らない。
ただ、新たなものがそんな様々なかけらの中からまた生み出されてゆく。
東北の震災から1年経った春のある日。
南相馬の家族の方たちとワークショップを行うことになり、彼らが暮らしている南相馬を訪ねた。
かつて家が建ち並んでいたはずの海沿いには、報道で繰り返し伝えられてきた「瓦礫」が積み上がっていた。けれど実際に目の前にあるのは、「瓦礫」とひとことでは語れない何かが折り重なった光景だった。かつて誰かのものだった、かつて何かだった断片が、そこにはあった。
窓という窓が津波で壊された家があった。玄関に置かれた植木鉢に色鮮やかなパンジーが咲いている。案内してくださった方が、「花。ここの家の方が時々来られて、世話をされているんですよ」と教えてくれた。
その春、ひとの姿が消えた山里は春の訪れが遅かったという。わたしが訪ねたとき、桜とチューリップと水仙が一時に満開を迎えていた。
あの春の花の鮮やかさをふとしたときに思い出す。
「手」の字は手のかたちを象る。
〈てへん〉に〈花の象形〉を添え、手で花を摘む様子を、漢字は「拝」の字とした。
ひとが祈ろうとするとき、そこには花がある。
今年もまた春が来る。
見える見えないにかかわらず、そこにあって名指すことのできない様々なかけらを、文字のかたちに重ね、ひとつずつ書き留めていく。
MOVIE
Exhibition Information
- 過去の展示
- ミヤケマイ×華雪 「ことばのかたち かたちのことば」2021.12.20 - 2022.01.29作家が語る、それぞれの「描く」とは? @モンブラン銀座本店2020.07.10 - 08.31



































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