境界に居るものたち

制作年: 2019

素材・技法: 岩絵具, 墨, 箔, キャンバス

サイズ: H200 × W260 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

1 スティッカー & 1 コメント
境界に居るものたち

About the Work

制作年
2019
素材・技法
岩絵具, 墨, 箔, キャンバス
サイズ
H200 × W260 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
クレジット
©︎ Moeko Machida
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
絵画
スタイル
その他

Work Details

《境界に居るものたち》 200 × 260 cm 岩絵具、水干絵具、銀箔、墨、綿布 2019年 「飛鳥の匠」展 出品作品 2019年2月23日(土) ~ 3月3日(日) 会場:奈良県立万葉文化館

生きとし生けるもの、その命の存在自体にどうしようもなく心震えることがある。

明日香村の墓地に足を運ぶようになって、特定の個人ではない命を想うことは自分にとって何なのか、

随分考えるようになった。

私はこの土地に眠る方々を直接見知っているわけではないのだ。

命を弔うこと以前に、明日香の奥地に残る立ち並んだ墓標は、

その存在感が一つの目的であるかのような佇まいを見せるし、

野墓に供えられた花はより一層煌めいて見える。

そしてそれは、私が直接出会った人々が生けた花だ。

そこは、私自身と様々な距離感を持つものたちが、色んな在り方をしている場所である。

自分にとって名前も知らない死者の存在とは何なのか。

今はそれを確かめながら、制作を続けているように思う。

(2018年「飛鳥の匠」展 キャプションテキストより)

「飛鳥アートヴィレッジ2017」の作品《鬼灯は明かりで、提灯の代わり》の制作から引き続き、奈良県明日香村にある古い墓地の取材を元に制作しました。

誰だかわからない死者を思うことが自分にとってどういうことなのか、なぜ自分はそれに固執しているのか、考えを深めるきっかけとなっていきました。

この作品制作の後、恐山やリトアニアの「十字架の丘」など、墓地ではなくとも死者の気配が漂う様々な土地を訪れるに至りました。

2019年個展『名前を知らない死者を想う為』(Gallery b. Tokyo) 展示風景
『私が石ころを描き続ける理由』

「人間とは何か、生命とは何か」を、鉱物を描くことで探求しています。なぜこんなにも石を描くことに固執するのか、自分でもかなり不思議に思った時期もありました。

アーティストステイトメントよりも少し詳しく、その経緯をNoteに記しまとめました。ぜひご覧ください。

https://note.com/moeko_machida/n/n4ed8c0a52e41

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町田 藻映子
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京都市立芸術大学大学院絵画専攻修了。「生命とは何か」を主題に、主に鉱石とその周辺の世界を描く。更にその絵画がいかなる空間を作るのか、身体にどのような影響を与えるのかを、制作と展示を繰り返しながら、人間について思い巡らせ考察し、創作を続けている。 「生命とは何か」を主題に絵画制作を行っている。 更にその絵画がいかなる空間を作るのか、身体にどのような影響を与えるのかを、制作と展示を繰り返しながら考察し、創作を続けている。それは時に、人間という生命について考えを巡らせる作業でもある。 生命が在るということ、それによって影響を受け形成される空間の有り様を、身体感覚を用いて追求するため、一方でコンテンポラリーダンスと舞踏を学び、他ジャンルのアーティストとのコラボレーション等を行い、絵画創作と両立した活動を続けている。 絵画制作の主なモチーフは鉱物である。鉱物は無機物だが、結晶を増殖させ、圧力によって蓄熱する等、まるで生命体のようなバイタリティーを持っていると感じられることがある。また、鉱物は古くから人間の生活や信仰にも深く関わっており、その性質はあまりにも多様であり、それらを捉えきることは決して容易くはないと感じる。 そのような鉱物のバイタリティーを、身体感覚を通して画面上でとらえていくことは、自然世界における生命体の活動エネルギーと、私の身体が同調していくことのメタファーである。 2019年、7月に個展『名前を知らない死者を想う為』、11月に個展『生きる者たちを想う為』をそれぞれ東京・京都で開催。 名前を知らない死者を想えることは、人類にとってどの様な意味があるか。自分の身内でもなく、知人でもない人の墓や慰霊碑の前で、私たちは一体何に思い馳せるのか。或いは、特に何も思うことなど無いのか。また私にとって、何故その問いが重要なのか、必要なのか。等の問いについて考察。 近年では、それらの問いへの入り口を作るために、淡々として静かな死者の存在感と眼差しを、岩石を描くことで表したシリーズの創作を続けている。 AirtSticer掲載以外の作品や、展覧会等の活動情報はHPでご覧いただけます。 https://www.moekomachida.com/ Instagramでは制作過程の様子も掲載していますので、フォローしていただければ幸いです。 https://www.instagram.com/moeko_machida/

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支援募集メッセージ

材料費としてはもちろんのこと、様々な土地に足を運び取材をしたり、滞在制作などを行うことで、その後数年続くテーマを編み出してゆくことが多いため、そのアプローチの為の渡航費・滞在費などにも使わせていただきたく思います。また海外での展示やアートフェアの機会が巡ってきたときのために、少しずつでも貯金をしていきたいです。
また今後、家族が増えたりした折には、アトリエを家の外で構える必要なども出てきたりするので、どんなライフステージにおいても制作を続けていけるよう、その為の資金にあてたく思います。

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Osuke

Osuke
Blue Stickerを送りました。

over 6 years ago

あらゆる物がシームレスになってきている世界において今あえてそうした境界を考える必要性を感じる。 境界があるからこそ見える価値とは。 また、その境界にある、いるものとは。

最終更新日
2019.12.29