「山」は、僕にとって単なる風景ではなく、記憶や感情が堆積する場所、あるいは精神が立ち返る原風景のような存在です。
この作品では、有機的な形態や流動する色彩を通じて、自然と人間の内面世界が交差する瞬間を描き出そうと試みました。絵具の重なりやにじみ、そして意図的に抽象化されたモチーフたちは、山という象徴が持つ多義性、神秘、畏怖、静寂、再生を内包しています。
僕の中にある「山」は、もはや実在の山ではありません。時間や空間、現実と幻想が混じり合い、幾層もの記憶が折り重なる風景として、僕の前に立ち現れるのです。
北川和輝
画家/現代美術家
高校卒業まで北海道内の児童養護施設で過ごし、卒業後は大学進学を諦め独学で活動を行う。
祖先にアイヌと和人のルーツを持ち、自身の中に残る風土や風習、習慣をテーマに自身に関連する物語や事柄についてリサーチを行いながら作品を制作する。
2017年個展「邂逅-回帰」(浦河町図書館/北海道)
2019年「樽前arty2019芸術祭のしまい方、100年先の未来へ」(樽前小学校/北海道)
2022年「No Life No Art 常滑アートプロジェクト」(旧松下製陶所/愛知)
2023年「名鉄瀬戸線沿線アートギャラリー化プロジェクト」(名鉄瀬戸線沿線主要駅/愛知)
2024年10月「死にたい展」(美術紫水/東京)
2024年12月「鮮烈を創り出せ」(松坂屋名古屋店/愛知)
2025年1月「【も】ってる芸術祭」(新穂高ロープウェイ/岐阜)
作品
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プロフィール
バイオグラフィー
高校卒業まで北海道内の児童養護施設で過ごし、卒業後は大学進学を諦め独学で活動を行う。
祖先にアイヌと和人のルーツを持ち、自身の中に残る風土や風習、習慣をテーマに自身に関連する物語や事柄についてリサーチを行いながら作品を制作する。
ハッシュタグ
タイムライン
この作品は、複雑に絡み合う形状や鮮やかな色彩が特徴的で、海のエネルギーや生命の躍動感を表現しているように見えます。背景の青は海そのものを想起させ、そこに浮かび上がるような有機的な模様や鮮烈な赤・緑・白のコントラストが、波や生き物のうごめきを連想させます。
タイトル「海が呼んでいる」からも分かるように、この作品は海と人との関係性や、海が持つ魅力・神秘性を表現しています。
また海はただの風景ではなく、記憶や感情、過去と未来をつなぐ存在です。
本作の特徴的な厚塗りやスクラッチのようなテクスチャが活かされており、まるで波の動きや海面の反射がキャンバス上で再現しています。
絵の中の要素が溶け合いながらも、それぞれが独自の形を持って存在している点は、まさに海の持つ無限の変化や可能性を象徴しているように海の瞬間的な風景を捉えました。
この作品は星が川に降り注ぐ幻想的な情景を表現した作品です。この作品に描かれている蝶は、星と一体化したように舞い、生命や自然の神秘的なつながりを象徴しています。
作品には厚塗りの絵の具が用いられ、深い青や緑、赤、ピンクといった色彩が重なり合うことで、川の流れや星の輝きがダイナミックに表現されています。蝶の羽の模様は幾重にも縁取られており、それが星のきらめきや水の波紋を思わせ、自然界の循環や生命の移ろいを感じさせます。
蝶は「変容」や「再生」の象徴でもあり、星が降る情景と蝶が舞う姿を通じて、宇宙や生命の神秘、そして儚さと美しさが静かに語られているようです。星、川、蝶が一体となったこの作品は、僕が捉える自然と生命の深い繋がりを視覚化した、力強くも繊細な表現となっています。








