Untitled #001 from the series “M”
Year: 2020
Material/Technique: Photograph
Size: 483 × 329 cm
Edition: Edition Available
Signed:Included

About the Work
- Year
- 2020
- Material/Technique
- Photograph
- Size
- 483 × 329 cm
- Edition
- Edition Available
- Signed
- Included
- Frame
- Negotiations
- Work Certificate
- Included
- Category
- Photograph
Work Details
“M” (2020)
本作は『M』という一人の架空の天文学者を追憶し、過去の写真術と天文学の関係性について思いを馳せた物語仕立ての作品である。19 世紀に写真術が発明されてから、天文学の研究分野が飛躍的に発達した背景がある。天体望遠鏡などを用いた手書きのスケッチによる従来の観測方法から一転し、写真術を応用した研究が普及し始めると、これまでよりも忠実な観測記録が残せるようになり、また複製をすることによって、あらゆる天文学者との間で写真の比較・分析が行われるなど、情報の共有が可能になったことに起因する。さらには、写真感光材料の精度が高まるにつれて、肉眼では到底見ることの出来なかった暗い天体が、写真によってその姿が次々と明らかになっていったことも挙げられる。私はリサーチを通してこうした事柄を知り得たとき、写真を用いて星を手に取るように眺めるということ、それは天文学者が⻑年思い抱いていた欲望のように思えてならなかった。この作品では、当時実際に使用されていた機材や写真乾板といった観測の痕跡、歴史背景を元にイメージを組み立て、彼がかつて観てきた天体や観測していた場所などを交えてフィクションの物語を紡いでいる。『M』が写真に残した宇宙への眼差しを通して、過去の天文学者がどのようにして星を眺めていたのかを想像してもらえたらと思う。
Installation View “写真新世紀展2020”(東京 / 2020年)
Artist
写真作家
1997年新潟県生まれ、東京都在住。写真作家。東京工芸大学大学院芸術学研究科博士前期課程メディアアート専攻写真メディア領域修了(首席)。公益財団法人クマ財団第5期奨学生。アートティストコレクティブGC MAGAZINEメンバー。作品のコンセプトに関連した緻密なリサーチを元に、架空の出来事や物語を写真によって再現し、リアリティーのあるフィクションを追求している。主な受賞歴にART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2022 ファイナリスト(東京/2022年)、T3 STUDENT PROJECT グランプリ(東京/2020年)、写真新世紀 優秀賞(東京/2020年)などがある。
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