つながる海
Year: 2019
Material/Technique: Acrylic, Canvas
Size: 画面全体 162cm×162cm
Edition: Unique
Signed:Not Set

About the Work
- Year
- 2019
- Material/Technique
- Acrylic, Canvas
- Size
- 画面全体 162cm×162cm
- Edition
- Unique
- Signed
- Not Set
- Frame
- Not Included
- Work Certificate
- Not Set
- Category
- Painting
- Style
- Animal, Half Abstraction
Work Details
回復のための1枚のはなし
日々の制作を続けて来れるのは、発表する場やご覧いただける方がいるということが励みになります。
今回の掲載していただく作品はまたそれとは違う目的で描いた1枚となります。
令和の年号が発表されたニュースはたまたま入院中のベッドの上で見ていました。結果的に悪性のものではなくありがたいことに今とても元気なのですが、そのときは摘出する手術の前日で華やかなこの新年号のスタートをまさかこの状態で見るとは想像もしていなかったので、辛かったことを覚えています。
これはそのときのことを後から思い浮かべて描いた作品の一部です。
手術も無事終わり、精密検査の後に悪いものでないこともわかったのでほっとしたのですが、手術したのは脚部なのですが全身麻酔の影響なのかどうも目の調子がよくなくなってしまったのです。
手術後はバーコードのようなモノクロームの線しか見えず、制作業は目を使う仕事なので正直なところ作家としての人生も終わったと思いました。
退院後すぐから、日々のドローイングは再開するもののどうもよく見えない。視界の彩度が高く、ちらちらと黒い点みたいなものが見えるのでこれは困ったなと感じる日々でした。
(今ではこれも後にすっかり回復して問題なくなりました!)
退院後は目のことと、足は切った部分の回復もあるので家で過ごすことが多く、ふとスーパーで目にとまったのが魚でした。
これまで料理は長年やってきていましたが、魚を姿のまま捌くことはめったにしなかったのです。youtubeの魚のさばき方を見ながら魚料理に取り組んでみることにしました。
それと同時に、魚ってよく見るとかわいらししそれぞれ違う形があって興味深いなとこれまであまり興味を持って来なかった魚の造形にも興味が湧きだしました。
せっかくだから食べた魚を100号のキャンバスに描いてみいようかと思いそこからスーパで魚を買ってくる→描く→捌く→食べるを繰り返してできた1枚がこちらです。
つながる海 162×162cm キャンバスにアクリル絵具 2019
画面の構成上消えてしまった魚もいるのですが、あらためて見るとカレイやアマダイ、トビウオ、キンメ、貝類などいろいろな魚を買ってきては描いてさばいて食べてを繰り返してきた日々でした。
これは100号のスクエアサイズで大きな作品でこれまで展示で出したことのない未発表の1枚となります。また他の作品とのテイストも合いづらいので今後どこかに出すのかも未定ですが、今後も展示しなくてもよいような気がしています。
一時期魚だらけとなりほぼ削除したのですが個人的なinstagramなどでは描いた魚と作った魚料理をアップしていて、友人や作家仲間からの反応はよくいまだにあの日々のことを笑って話したりします。
自身にとっての回復の1枚として人生にとっては貴重な一枚となりました。
”めで鯛” サムホール 2019~2020年制作 星川あすか 夏のイキモノ展 阪急百貨店コトコトステージ71に出品 個人蔵
副産物としてはこの日々のおかげで魚の造形に詳しくなり、画力がほんのすこしアップしたことと、魚のおかげ?でより健康体になり制作する体力が身につきました。夏のイキモノ展という個展の話しがきたのももしかしたら魚のアップを日々あげ続けていたのをバイヤーさんなどが目にしてくれたかもしれません。
あらためて自身の制作に向き合うきっかけとなったのはこの入院のおかげでもあるなと感じています。
この話しは決して重い話しでなく制作者のおかしな日常を垣間見ていただければと思い書かせていただきました。
作れる日常に感謝。
Artist
Send a Sticker
Support Request Message
Send a Sticker to this artwork and support the artist.(¥160〜)
What is Sticker?































数ある投稿の中からご覧いただきありがとうございます。
日々の制作を続けて来れるのは、発表する場やご覧いただける方がいるということが励みになります。
今回の掲載作品は、またそれとは違う自分自身の回復のための1枚ですが、制作して生きることのおかしみを感じて頂けたら幸いです。