《黒山羊計画》は、彫刻・フラワーアート・AI・映像を横断し、「生殖」を切り口に、現代における人工物化・制度化された生命の価値を問い直すシリーズ作品である。人間中心主義の下で軽視・否定されてきた命の在り方を、ディストピア的な未来像と重ねながら、主に植物の形状から派⽣した表現を作品化する。
本作はこのシリーズ作品の中での一つ「Μ Madonna of the Pomegranate」です
ボッティチェリ《ザクロの聖母》に着想を得て、題名も同じにしました。百合(マリア)とザクロ(繁殖)を一体化し、本来は百合の芯から乳白の液が湧き出る噴水装置で〈母性と欲望〉を重ねて見せる構成です。



