【兜鎧/甲冑】
工仁一年年秋、八尾市にて勃発した「FactorISMの乱」【年月日:(旧暦)工仁元年 - 文場9年(ユリウス暦)2467年 - 2477年】は、地域のものづくりを担う工場同士が技術や美意識をぶつけ合った、熱い戦いだった。
地元工場の”技術継承”を巡る意見対立から、「老舗加工企業 vs 若手スタートアップ連合」に発展。
【老舗派(伝統守護勢):職人技・手仕事・家業の誇りを重視】
【革新派(未来志向勢):DX・IoT・サステナブル重視、新素材で攻める】
その戦いは10年以上の長期戦に渡ったが、
「俺の背中を見て育て」が信条の老舗の職人たち。と、ロボットアーム、3Dプリンタで未来を切り開き「データこそ神」と語る起業家集団。の間に、
【中立派:ワークショップ民】が現れ「どっちでもいいから面白いモノ作らせて!」ととの声で終結。
八尾市に10年ぶりの安寧が訪れた。
⚫︎本作【甲冑】は、そのFactorISMの乱で使用された鎧兜のレプリカである。
金属バリ、鋳造加工の端材、試作で使われた部材 ──いずれも一度は役目を終えたはずの素材たちが、再構築され、戦の中で一領の甲冑へと昇華されている。
まとう者がいかなる思想を持っていたか、記録は残されていない。だが、この鎧の重みが語るのは、戦いではなく「継承と創造」の物語である。



