新しい作品を公開いたしました。
牧野心士
グラフィティアーティスト
グラフィティアーティスト
1996年秋田県出身。秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻卒業。「忘れたくないこと」を残すための表現としてグラフィティを用いた絵画作品の他、 技法と世界観を活かしたイラスト・グッズなど幅広いジャンルで制作を行う。大学卒業後はアートホテルやギャラリーなど、新しいアートシーンの立ち上げに関する制作の場に勤務し習熟に励む。
私は感じたり、覚えたりした「忘れたくないこと」を描いています。単語を覚えるために、辞書の言葉に下線を書くの と似ています。きっかけは自分が大切だと思ったものが、そうではないものの文字表記と変わらぬ扱いをされていた のに、戸惑いと虚しさ、悔しさを感じたからでした。そうして積もったスケッチを画面に構成していく過程で 文字本来の形の必要性すら疑うようになりましたが、生物でも風景でも無い世界感は自分にとって言葉や文 字以上に記憶を記録するものとなりました。私の記憶は私だけのものであり、手元から離れてしまうことで、 本来絵画に込めた記憶は鑑賞者から遠ざかるかも知れません。けれど私が形を与え、思いを託したグラフ ティはたちは存在し続け(生き続け)、画面の中で記憶を体現し続けているはずです。画面の中で記憶を体 現し続けているはずです。作品の世界観への興味と推測によって、鑑賞者が持つまた別の忘れてしまった「忘れたくないこと」に出会えること狙って制作しています。