「石巻13分」のための原稿
制作年: 2022
素材・技法: ペン, 顔料, 紙
サイズ: 29.7 × 21 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2022
- 素材・技法
- ペン, 顔料, 紙
- サイズ
- 29.7 × 21 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 日常
Work Details
展覧会名
雨宮庸介 「たしかに ちゃわん と わんちゃん は全くちがうものだけど そうでもない日もあります」
会期
2022年10月8日(土) - 11月19日(土)
営業時間 13:00〜19:00
休廊日
日・月・火・祝日
会場
SNOW Contemporary
住所
東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
URL
http://snowcontemporary.com/index.html
入場料
無料
SNOW Contemporaryでは10月8日(土)から11月19日(土)まで、雨宮庸介による個展「たしかに ちゃわん と わんちゃん は全くちがうものだけど そうでもない日もあります」を開催いたします。
雨宮庸介はこれまで、「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」(2010/森美術館)、「DOMANI・明日展」(2018 / 国立新美術館)などにおいて日常から徐々に逸脱し最終的には観客を別世界に引き込むパフォーマンスを発表したり、2014年から3314年まで、6人の人が小さな石を5年ごとに引き継aいでいくプロジェクト「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」や、溶けたりんごの彫刻作品「apple」など、日常の事象に対し僅かなズレを重ねることで人間や世界の普遍性に迫る作品を制作し、その多様で世界を包摂するかのようなスケールの大きい表現が高い評価を受けてきました。
2021年の「Reborn-Art Festival 2021-22(前期)」にて発表したインスタレーション作品「石巻13分」は、当時ベルリンに在住していた雨宮が東日本大震災とコロナという2つの災禍を心に置きながら、石巻市を見下ろす日和山公園にある旧レストランかしまを会場しとして構築された演劇的要素を包含した作品です。本作はきわめてサイトスペシフィックな作品のため、この会場以外では「再現不可能」と思われましたが、発表から1年経過し、雨宮は本作のための「原稿」に重要な要素が顕現していることに気付き、それらの原稿を展覧会として発表することを構想しました。
本展では、雨宮のアイディアが詰まった原稿類約30点とVR作品(予定)を中心とした作品を発表いたします。「石巻13分」というサイトスペシフィックな作品が石巻市の会場から離れ東京のSNOW Contemporaryでどのように再現されるのか、昨年大きな反響を呼んだ「石巻13分」の新たな展開にご期待ください。
Exhibition Information
- 過去の展示
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Artist
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所属ギャラリー
1975年茨城県生まれ。山梨/東京在住。 Born in Ibaraki Prefecture in 1975. Based in Yamanashi and Tokyo. Sandberg Institute(アムステルダム)Fine Art Course 修士課程修了。ドローイング、彫刻、パフォーマンスなど多岐にわたるメディウムによって作品を制作。「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」(森美術館)、「Wiesbaden Biennale」 (ドイツ、ヴィースバーデン市内各所)、「DOMANI ・明日展」(国立新美術館)などでは長期にわたる全会期時間に在廊し、パフォーマンスを行なった。2014年、プロジェクト「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」を開始。リンゴや石や人間などのありふれたものをモチーフに超絶技巧や独自の話法などを用い、いつのまにか違う位相にふれてしまうかのような体験や、認識のアクセルとブレーキを同時に踏み込むような体験を提供する——そんな体験を通じて「現代」と「美術」について再考を促す作品制作をし続けている。 Received an M.A. in Fine Art Course from Sandberg Institute in Amsterdam. He makes works in a wide range of media such as drawing, sculpture and performance. In "Roppongi Crossing 2010: Can There Be Art?" (Mori Art Museum), Wiesbaden Biennale (various places in Wiesbaden, Germany) and "DOMANI: The Art of Tomorrow 2009" (The National Art Center, Tokyo), he stayed at the exhibition site every day for the long exhibition period and performed. In 2014, he started the project of "Perfectly Ordinary Stones, Carried for 1,300 Years." Taking up ordinary motifs such as apples, stones and humans and making use of extremely high-level technique and unique talking method, he offers experiences in which a person comes to get in touch with a different phase before they realize it and an experience of stepping on the accelerator and brake at the same time in their perceptions. With such experiences, he continues to make works that can promote the reconsideration of "contemporary" and "art."
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今回の個展では2021年と2022年にReborn Art Festivalで発表した「石巻13分」のためにつくられた「原稿」を中心に展示します。展覧会タイトル「たしかに ちゃわん と わんちゃん は全くちがうものだけど そうでもない日もあります」は、展示に使われたテキストの一節を抜き出したものです。
「石巻13分」という作品は、震災後10年でコロナ渦中、という複雑な状況を反映したとても複合的な要素をもつ作品です。雨宮のパフォーマンスの構成、テキストに対する執着、りんご彫刻制作を通じて考えている固有性と普遍性、世界を肯定しようとする勇気や祝福しようとする蛮勇、1300年のプロジェクトに教えられた自分以降や以前の世界についての配慮と現在をまなざす視点、リボーン自体のテーマの利他と流動性、そしていくつかのアクシデント、共時性共在性、それら全てが詰まっているゆえに間他の場所や他のメディアでは「再現不可能」です。しかし同時に、それらのエレメントは「原稿」に現れていることに気がつき、展覧会にしようと考えました。
「もう1秒たりとも映像編集で削るところがない」と思って尺をみると80分もあり「これを13分にするなんて無理に決まっている」と開催3日前に絶望した感覚は、昨日のように思い出せますが、その前後にこぼれ落ちたものたちもふくめて、今回の展示で目撃していただけると幸いです。
それに加えて、現在進行中なのですが、360度撮影された映像による「石巻13分」のVR体験を用意できないかと考えています。そもそもは来年の海外での展示のために試そうとしているものです。実空間での作品鑑賞体験の置き換えがVRで達成できるわけはないのですが、もしなにか間違えて、作品体験の核となる部分がVRの中に違った形で再結晶化され、それが人の心を動かせる可能性があるのなら、それはそれでとても希望のある話だと考えているところです。