Polymerization #25
制作年: 2025
素材・技法: アクリル, 木綿・コットン
サイズ: 53 × 45.5 × 2 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- アクリル, 木綿・コットン
- サイズ
- 53 × 45.5 × 2 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- 相談可
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- ホリグチシンゴ
- 発送元地域
- 東京都
- 発送までの日数
- 2週間ほど
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 抽象, コンセプチュアル, 日本画・和
Work Details
93年生まれの自分は物心ついた時には家にマッキントッシュのパソコンが既にあって、そのパソコンの中でお絵描きをしていた。幼稚園で絵具を使って絵を描くときに、「なんでパソコンみたいに失敗した部分を元に戻せないのだろう」と不満だったのを覚えている。そこから今に至るまで、デジタルデバイスはずっと自分の身近にある。だからやった作業をなかったことにする、何度も試行して良い結果だけを選択して進んでいく。そういう感覚が自分は身につきすぎている。現実で何か行動する時にもシミュレーションしてからその通りに実行するし、そうしない方が不自然に感じる。事実この文章を書くのに、私は数十回、control +zのショートカットを使っている。
シミュレーション出来てしまうということとどのように付き合うのか。10年後の貯金額から旅行の工程まで、自分を取り囲む全てのことをシミュレーションせずにはいられない。自分の人生のネタバレを自分でリサーチしている。テック産業によってかけられた呪いか。
この呪いを描くことにはポジティブに利用したい。パソコン上で制作の工程をシミュレーション出来ることを、単に失敗を回避したり作業の効率化に使うのではない。control +zで時間が巻き戻った、という時間感覚を絵に刻みつける。進む時間と戻る時間を一つの平面の中で錯綜させる。パソコンの中でシミュレーションしたレイヤーが絡み合った図像を、描画という圧縮処理にかけると、絵の中の絵具が乗っていない部分は余白ではなく”絵具が消えた”というアクションが仕込まれた場所になる。そういう操作を絵画には行えるらしい。control +zが内面化してしまった人間にしか作れないイメージを立ち上げてみよう。
筆を止めた自分の絵を眺めた時に自分がどういうプロセスでその造形に至ったのか、瞬間的に自分でも分からなくなることが増えてきた。そうなった絵の方が自分の意図が発動したということなのかなと感じているのだけど、どうだろう。
個展"巻き直された偏西風” ステートメント, 2025
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Artist
Painter
人が両眼で物を見ている感覚、知覚の揺らぎを絵画に取り込もうと試みて制作しています。揺れ動き続ける知覚を絵にすることは、そもそも完成し得ないものを作っているような感覚を伴います。こうした態度で絵を描くこと、そしてこれまでの美術を捉え直す姿勢を、自分は「両眼派」と呼んでいます。
1993年 京都市生まれ
2016年 多摩美術大学日本画専攻卒業
2018年 多摩美術大学大学院修士課程絵画学科日本画研究領域修了





















