#空気が染み出すてんとう虫の声
制作年: 2021
素材・技法: キャンバス, アクリル, その他
サイズ: 379 × 455 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2021
- 素材・技法
- キャンバス, アクリル, その他
- サイズ
- 379 × 455 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- アニメ, ジェンダー, 社会・政治・歴史
Work Details
新しいアプローチである「ハッシュシリーズ」を発表します。本シリーズのタイトルにもあるの「#」はSNS等で用いられるハッシュタグのことです。いわば何らかのカテゴリーや主張を、自身あるいは他者によって明示、共有できる記号です。しかし、この「#」はそれぞれの主観をラベリングする行為でもあります。筆者が世界をラベリングするように、主観がルールになってしまう文字の暴力性を現しています。この作品を観るにはオーガンジー(ラベリング)を通さないと観ることができません。
作品シリーズステイトメント
「男の子?それとも女性?」「LGBTには理解があるよ」
地球上どこにいても、たいてい僕はそういった位置につまみ出される。そこには大抵、僕の答えの選択肢は与えられていない。僕にとってこのシリーズを制作する行為は、失われた幼少期の肉体と時間を少しづつ発見し、問い続ける行為である。ここで言う幼少期の肉体と時間というのは、まだ性も自我も未発達段階のことを指し、アンドロギュヌス/両性具有者(あるいはアセックス/無性者)である。大人になった我々はアンドロギュヌスの記憶を失っているだけであり、制作と鑑賞によって再びアンドロギュヌスを実現させている。自身の性経験とアイデンティティを元に、本展では日本のマンガ界で独自にできた“ショタ・コンプレックス”という性愛の対象として少年を求める言葉に着目する。若さに対する時間や、外見主義、マンガ要素がアート作品として売買されることの意味を問いたい。
日本の文化として広まり、今では世界中の生活に溶け込んでいるマンガ。マンガによって我々は教育や思想、行動、経済までにも大きく影響を受けている。また、学校では習わないものも、マンガを手にすれば、進んで学習意欲が湧いてくる、という経験は多くの人が経験しているだろう。しかし、誰もがマンガを「楽しむ」ことができる状況はありえない。少女マンガや成人向けマンガの括りがあるのはさることながら、たとえば作者が「高身長でイケメン!」と作品内の男性を言葉で綴ったとき、読者の中では「高身長でイケメン!」でなくとも、そのようなルールで読み進めなければならない。文字や絵による作者と読者の視点やルールの乖離があるからである。そういった「マンガが読める」ということを日本のイニシエーション(通過儀礼)であると捉え、そのオタク文化装置に対する暴力性をコンセプトとしている。
我々には人生において数々のイニシエーションを迎える場面がある。それは社会との関わりにおいて必要不可欠となっているものも多くある。学生服、リクルートスーツ、昇格制度や、外見主義で記号化される個。そのような機能もまた、社会で人が変容する装置であり、ハイヒールやベールは我々が無意識にラベリングするメタファーである。
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Artist
アーティスト
2022年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。日常的で記憶に残らないような時間や消費行動を「時間のささくれ」とし、情報社会に生きる自身と他者との関わりや「個」としての在り方など、時間に纏わる言語を考察しながら制作をしている。
日本全国からレシートを集め、2015年からアイロンとレシートを使ったライブアートパフォーマンスを開始。熱を与えると変色する感熱紙の特徴を生かし、熱でドローイングする。ほか、壁画、油画、インスタレーション、グラフィックデザインなど、活動は多岐にわたる。

































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