男女混合稀人像
制作年: 2024
素材・技法: 楠
サイズ: 235 × 140 × 45 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2024
- 素材・技法
- 楠
- サイズ
- 235 × 140 × 45 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- 未設定
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 彫刻
Work Details
ここ数年仏像のパロディとしてDrag Queenの彫刻を制作している。そのため色々な時代、地域の仏像を拝観するようになった。中でも故郷-東北で出会った民間仏に心を打たれた。
農民や大工によって作られた民間仏は、素朴で力強い姿をしていた。厳しい自然環境の中で失われる命も多く、祈ることしかできなかった東北の人々。すがる思いで彫り起こした背景を知ったとき、懸命に生きる人々の姿が重なった。
そこから逆境の中で力強く生きる人の輝きを木彫や版画として彫り刻んでいきたいと思った。
近年実際のDrag Queenをモデルとし、向き合う中で、美しい部分だけでなく人間的な部分や陰となる部分にも意識が向いた。(本作はモデルを設定していない。)結果として、作品の表情は感情的になり、彫りも荒々しくなった。ポーズは勿論サイズも大きくなり、より力強い表現へと変化した。その姿は仏像よりも神像のそれに近づいたように思う。
東北地方に存在する「鉈彫りの仏像」に影響を受けて制作した。衣部分に均一な鑿跡が施された鉈彫りの仏像。静寂な立像ながら、鑿跡の力強さを纏っている。その表現に東北やアイヌ、もっと古く縄文のパワーを感じた。
本作は体に絡めた衣に均一な鑿跡を残し、胴体部分にも線刻や鑿模様によるコントラストを彫り込んだ。鑿跡を効果的に見せるため薄く平面的になった身体は、鑿跡と空間の境界で混じり合い、平面と立体を行き来するようだった。男と女、仏と鬼、静と動、平面と立体。相反する事物を同時に内包し、自由に行き来する存在を通じて、性別をはじめとした特性や肩書きの奥にある”人の姿”を彫刻して行きたい。
2025 . 楠.木彫(寄木). H235.W140.D45 cm
【写真】
個展会場より
『面魂 つらだましい ー現代人を戦慄せしめよ』
企画:gallery ayatsumugi
会場:EARTH +GALLERY
会期:2024.12.13[金]〜12.22[日]
Artist
アーティスト
1993年岩手県生まれ。東北芸術工科大学 芸術文化専攻彫刻領域 修士。近年はドラァグクイーンをモチーフに、出身地である東北の民俗学や伝統芸能を取材・参照してイメージを再構築した木彫と木版画を制作している。相反する美や矛盾をかかえ持つ人間の姿を描く。
アーティスト情報を見る












ご支援いただいたお金は大切に使わせていただきます。ご支援よろしくお願いいたします。