されりと
制作年: 2018
素材・技法: キャンバス, 油彩
サイズ: 31.8×41.0cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2018
- 素材・技法
- キャンバス, 油彩
- サイズ
- 31.8×41.0cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- クレジット
- ©Moemi Nakakoji / photo credit:O Gallery eyes
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 抽象
Work Details
されりと sarerito
2018 , oil on canvas , 31.8×41.0cm
みているものが頭の中で構成される時、無意識に自分がみたいものを選びつつ、あの時のあれに似ている、これとは違う、と沢山の記憶を織り込みながら合理的に作り上げている。
みているものを画面に描き、作り上げた工程を逆再生する様にかたちを分解してゆく。すると徐々に意味を持たなくなった色とかたちが反応しあい、再構成されむにゃむにゃとしたものが生まれてくる。そうしてまるでいのちを得たかのように画面のあちらこちらへと動き回るのだ。きっとこれらはみているものを頭の中で作り上げる時パーツになれなかった色とかたちだろう。
みる必要がないと判断されてしまった合理的ではないものたち。これらは恐らく何にも支配されていない、私の本能、野生だ。むにゃむにゃと動き回るこれらは私のいのちのかたちである。
Artist
画家/painter
1988 兵庫県生まれ 2011 京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科洋画コース 卒業 2013 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程油画版画領域 修了 2012年より関西・東海を中心に個展・グループ展を多数開催。 宇宙探査機の形が好きだ。棒のようなものが飛び出ていたりころんとしていたり。専門知識のない私にはなぜああいった形になるのか詳しいことはわからないが、本当に必要なものだけで構成されてできた形なのだ。今まで宇宙に旅立っていった探査機たちをみるとそれぞれ独特の形をしていて、探査結果が重要なことはわかっているのだが、そんなツンツンころころしている彼ら自体に無性に惹かれてしまう。 私にとって絵を描くことは、宇宙の果てを見ようとするような、終わりのない旅だと思っている。 何十層と色を重ねながらかたちを再構成してゆく。完成図のないまま繰り返し探査し現れたものは、靄がかった青い空間をゆらゆらと漂うもの。それは私の宇宙の果てであり、さらに別の宇宙へゆくために必要なものだけでできた探査機でもある。 タイトルの「かぷたり」「ふあきあ」「こぽかん」といった言葉は何かに似ている様に思えるが、作品の色やかたちから聞こえてきた音を組み合わせたもので特に意味はない。言葉によるイメージの固定をできるだけ避けるためだが、まるで知らない世界の言葉のようである。 ボイジャー1号2号は打ち上げられて40年以上経ったが、まだ宇宙を漂い信号を送り続けている。私自身ともいえる探査機はどこにたどり着くのか。それは気まぐれに覗き込んだガラスの向こう側であったり、一瞬みたような気がしたなにかであったり、誰かの宇宙かもしれない。どんな信号が送られてくるのか。いくつも探査機を作って待っている。
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