Single bed

制作年: 2018

素材・技法: 油彩

サイズ: 195cm×97cm×3.5cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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Single bed

About the Work

制作年
2018
素材・技法
油彩
サイズ
195cm×97cm×3.5cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
クレジット
© Kozo kioku
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
絵画
スタイル
その他

Work Details

Single bed

父が孤独死した。

冬を越え、春になってしまったようで地元の新聞にも載った。

それが父であるか判別するのに2ヶ月かかった。

彼はまだ50代だった。

葬式も無かった。

その後彼の実家に直接行ったのは私ひとりで、母は大きな花束だけ彼に手向けた。最近のお供え花は、それとは思えないほどに華やかできれいだ。

あれからもうずっと、母が手向けた美しい花のことを考える。

どうしようもなく人が人を愛してしまうことも、憎んでしまうことも、気が狂いそうなほどの寂しさも、手放しがたい孤独も。

眠ることは小さな死だという。

私は今日も自分のシングルベッドで眠る。

My father died in kodokushi (lonely death).

He was there all winter.When found in spring, he was mentioned in local newspaper.

It took 2 more months to verify that it was my father.

He was only a little over 50 then.

There was no funeral.

I was the only one who personally showed up to see his relatives.My mother offered him a big flower arrangement.Recent funeral flowers are gorgeous and beautiful, despite its motive.

Since then I have been thinking about those beautiful flowers that my mother has offered.

And how one could love so helplessly, and how one hates, and about loneliness that drives one crazy, and about solitude that’s hard to let go.

They say that sleeping is like a small death.

I sleep, also today, on my own single bed.

Artist

熊谷  亜莉沙
✔︎

熊谷 亜莉沙

Artist Oilpainter

熊谷亜莉沙 2015年京都造形芸術大学大学院総合造形領域修了。 主な個展 2025「天国泥棒」ギャラリー小柳(東京) 2023「神はお許しになられるらしい」ギャラリー小柳(東京) 2022「私はお前に生まれたかった」ギャラリー小柳(東京) 2019「Single bed」ギャラリー小柳(東京) 2015「Leisure Class」Gallery Art Composition(東京) 主なグループ展 2024 「ハレの日に」SCÈNE(東京) 「ONE SINGLE BOOK」ギャラリー小柳(東京) 「東 京都 展 The Echoes of East Kyoto」WHAT CAFE(東京) 「Observation」YUKIKO MIZUTANI(東京) 2023 「MtK satellite Vol.3」MtK satellite(愛知) 2022 「Under Current サテライト展」N&A Art SITE(東京) 「第1回 MIMOCA EYE/ミモカアイ」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川) 「Under Current」Powerlong Museum、上海(中国) 「young okazaki vol.02」MtK Contemporary Art(京都) 2021 「GROUP SHOW: 5 ARTISTS」KOSAKU KANECHIKA(東京) 2020 「シェル美術賞 アーティスト・セレクション2020」国立新美術館(東京) 「Photographs」ギャラリー小柳(東京) 2017 「Portrait」ギャラリー小柳(東京) 2016 「ULTRA x ANTEROOM exhibition 2016」ホテルアンテルーム京都 「ARTOTHÈQUE SELECTION 2016」京都造形芸術大学 2015 「混沌から躍り出る星たち 2015」スパイラルガーデン(東京) 受賞歴 2015 京都造形芸術大学大学院修了制作展 優秀賞 2014 SPURT 展 浅田彰賞 2014 上野の森美術大賞展 入選 2013 シェル美術賞 入選 2013 京都造形芸術大学卒業制作展 千住博奨励作品賞、瓜生山賞、学科賞 2013 年度 公益財団法人佐藤国際文化育英財団佐藤美術館 指定奨学生 2013 年度 公益財団法人 日本文化芸術財団 指定奨学生 熊谷亜莉沙は1991年大阪生まれ、京都在住。2013年に京都造形芸術大学洋画コースを卒業し、2015年に同大学大学院総合造形領域を修了。 卒業・修了制作展では浅田彰賞、千住博奨励作品賞や優秀賞など数々の学内賞を受賞し、在学中にはシェル美術賞(2013年)、上野の森美術大賞展(2014年)に入選。 熊谷の作品の出発点には常に自身のバックグラウンドが色濃く反映されます。 しかし、彼女が表現しようと試みているのは、非合理的で矛盾に満ちた“どうしようもない”人間のありよう、富裕と貧困、生と死、 愛と憎しみが表裏一体であるという普遍的な事実であり、卓越した写実表現は、自身が確かに目にしてきたものに形を与えるための手段なのかもしれません。 Leisure Class*シリーズは熊谷の生まれ育った環境に由来する考え方や信条を視覚化する仕事でしたが、Single bed展ではそのコンセプトの延長線上にありながらも、彼女の意識はより周囲に展開します。死という出来事に起因する人々の心の動きは、時に献花として、親が子に与えた子供靴として、 信仰の対象として立ちあらわれ、それらを冷静にとらえた作品群は人間の本質の一端を提示するかのようです。 (ギャラリー小柳) * Leisure Class:アメリカ人経済学者、社会学者ソースティン・ヴェブレンの著作『有閑階級の理論(The theory of the Leisure Class)』(1899年)の中で定義されたもので、きわめて高価な商品を社会的威信を示すためのみに消費するような人々のことを指す。

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KazuSticker

小田 和幸
Silver Stickerを送りました。

about 5 years ago

圧倒される。 背景、ストーリーって重要な要素になるんだなと。 実際にこの目で見たらと思うと、ワクワクする。

最終更新日
2020.05.03