ちぼじゃ

制作年: 2018

素材・技法: 墨, キャンバス

サイズ: 27.3 × 22 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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ちぼじゃ

About the Work

制作年
2018
素材・技法
墨, キャンバス
サイズ
27.3 × 22 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
作品の販売元
TEZUKAYAMA GALLERY
発送元地域
未設定
発送までの日数
未設定
カテゴリー
絵画
スタイル
ポートレート

Work Details

ちぼじゃ 2018 Japanese ink on canvas 27.3 x 22 cm

「天保二年の砂持と福沢諭吉」

幕末の大阪には「砂持加勢」という熱狂的な行事があった。

河川は時が経つにつれ上流からの土砂が堆積し、大雨が降ると氾濫し周辺に水害を引きおこします。

淀川(旧淀川)においても何度か堆積した砂を人力で集め治水を行い、

同時に新たな土地の造成や土木事業に利用していました。

大阪の淀川河口にある天保山はこの”砂持ち”と呼ばれる川の堆積した土砂を取り除く作業で

出来上がった人工の山です。

”砂持加勢”は、この浚渫作業をお祭り騒ぎにして、町ごとに揃いの法被をまとい

大八車に様々な装飾を施して砂運びをやりきっていました。

さて、何度も砂持加勢は行われているのですが、幕末期に大阪の適塾で学んでいた福沢諭吉が

この様子をみて自伝に書き残しています。

砂持ち行列を見物に行った彼は酒に酔っ払って、

頭に行灯を乗せて踊り歩いている人々のうち1人の行灯を、持っていた杖で叩き落としてしまう。

その途端、その場にいた町人たちが「チボじゃ」と騒ぎ出します。

チボとは”スリ”の事で、当時は「スリを捕まえたら滅多打ちにして川に投げ込む」

という習わしだった。

武士であった福沢でさえも、町人の数と祭りの熱狂に押されて逃げ出し

命からがら蔵屋敷へ逃げ込みます。

幕末、天災や情勢不安、不景気、戦争の予感など人々の

フラストレーションは溜まりに溜まっていました。

やらなければならない重労働を歌い、踊る事でなんとか昇華しようとしたのでしょう。

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Artist

後藤 靖香
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大画面に墨を使って人物を描いています。
祖父や大叔父などの戦争体験を描いた作品から、大阪の造船所で働く人々や
第二次大戦中の日本の画家をテーマにした作品を発表しています。
近年はアトリエを広島県北部に移し、地域の民俗芸能などにも興味を持っています。

1982年 広島県生まれ
2004年 京都精華大学芸術学部卒

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最終更新日
2020.04.21
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