ヒビ / Crack
制作年: 2025
素材・技法: 油彩, キャンバス
サイズ: 194 × 162 × 63 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり
















About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- 油彩, キャンバス
- サイズ
- 194 × 162 × 63 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- あり
- カテゴリー
- 絵画
Work Details
サイズ:H1,940 x W1,620 mm
素材:oil on canvas
制作年:2025
エディション:1点
作品証明書:︎⚪︎
サイン:︎⚪︎
■作品詳細
作品裏にサイン・制作年の記載あり
■作品説明
画面中央に、身体をこちらに向け口を閉ざした紫の肌の人物が描かれている。首まですっぽりと覆う緑色の帽子は、この人物の心の頑なさを象徴しているようにも見える。この人物の肩には、うなだれた様子で仔羊が跨っている。仔羊は青みがかった白色の毛並みを蓄えているが、その首元は背景の色彩を反射して紅色に染まり、虚ろな眼差しが不穏な空気を纏っている。背景には自然を想起させる緑や黄色と温かみのあるピンクが混じっており、仔羊の身体から伸びた黒い輪郭線が画面を動き回るように重ねられている。西洋絵画の中では、羊は神の犠牲を象徴する存在である。
※オートモアイの油彩作品に登場する「羊」と「ヤギ」は、単なる動物としてではなく、文化や宗教に根ざした象徴として描かれている。西洋絵画において、羊は儀式での供物や聖なる存在として、純粋さや神聖さの象徴とされてきた。一方でヤギは、サタン、つまり悪魔の象徴として描かれることが多く、特に土着信仰においては土地神のような存在であったことから、キリスト教の枠組みの中では「異教的=邪悪なもの」として扱われる。しかし、日本ではこのような宗教的背景が一般的な感覚として根付いていないため、羊とヤギの象徴的な違いがあまり意識されていない。日本人にとってこの二つの動物の区別は曖昧であり、それは歴史的な経緯に基づく。たとえば、江戸時代に中国から羊が日本に伝来したものの、当時の文化に十分に根づくことはなく、そのため、干支の「未(ひつじ)」にまつわる古い絵画や骨董品の中には、羊の姿を知らぬまま、ヤギを参考に想像で描いたとされる例も見受けられる。こうした文化的な背景を踏まえ、オートモアイは羊とヤギのモチーフを、「象徴の曖昧さ」を表現するものとして用いている。西洋でははっきりと意味づけられてきたこれらの動物も、日本人の目を通して見ると、その意味は不明瞭になり、曖昧な存在へと変わる。その曖昧さにオートモアイは注目している。聖なるものは客観的に存在するのではなく、人々の共通認識の中にだけ成立するという視点から、羊やヤギを象徴的に作品に取り入れているのである。
■展覧会情報
オートモアイ 新作個展「Private Ritual」
会期
2025年4月26日(土)~5月27日(火)
※レセプションは4月25日(金)19:30~21:00にて開催
会場
Gallery & Bakery Tokyo8分
住所
〒104-0031
東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 1F
営業時間
08:00〜19:00
休み
会期中無休
観覧料
無料
アクセス
東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口 徒歩3分
東京メトロ銀座線「日本橋駅」B1出口 徒歩5分
JR各線「東京駅」八重洲中央口 徒歩8分
Exhibition Information
- 過去の展示
- オートモアイ新作個展「Private Ritual」2025.04.26 - 05.27
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Artist
アーティスト
2015年からモノクロでの作品の制作を開始、2018年からはカラーも多用し、匿名性の高い“存在”が画面に佇んでいるような 作風で知られる。極めて客観的でもありながら、とてもパーソナルな情景にも見えてくるその作風は、人間同士の関係性や、作品と鑑賞者の関係性など、必要な情報が削ぎ落とされているからこそ見えてくる景色と情景を提示。
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2025年4月26日(土)~5月27日(火)までGallery & Bakery Tokyo 8分で開催するオートモアイ新作個展「Private Ritual」出展作品です。