Water burns|水燃ゆる
制作年: 2025
素材・技法: キャンバス, 樹脂, アクリル, 蝋, 墨
サイズ: 50.4 × 60.5 × 3.1 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり



About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- キャンバス, 樹脂, アクリル, 蝋, 墨
- サイズ
- 50.4 × 60.5 × 3.1 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 櫻井 智
- 発送元地域
- 東京都
- 発送までの日数
- 作品箱を作成次第発送いたします。
- カテゴリー
- ミクストメディア
- スタイル
- 抽象, 日常, コンセプチュアル
Work Details
「燃ゆる水」は、『日本書紀』に記された越の国(現在の新潟県)から献上された石油を指します。本作は、近現代において人類の社会・経済発展に不可欠な資源となった石油、その派生物であるパラフィン蝋に着目し、素材自体の物質性を前景化しています。
油彩の発明以降、西洋美術史においては物質とイメージの関係性が問い直されてきましたが、本作は現代美術における「マテリアリティ(物質性)」の探求と環境資源問題という主題を接続させ、限りある資源と人間との共存を示唆しています。
20世紀に展開したミクストメディアやエンカウスティーク技法の系譜を踏まえつつ、自ら製作したパラフィン蝋を画材として用いることで、視覚芸術における新たな表現の可能性を提示しています。
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Artist
現代美術家
私の制作は、異なるもののあいだに生じる差異と関係を観察し、そこから一時的に成立する「動的均衡(Dynamic Equilibrium)」を捉える試みです。その基盤にあるのが、私が「三視覚原理(Three Visual Principles)」と呼ぶ制作原理です。三視覚原理は、Polarity(両極)、Continuum(連続体)、Ma(間)から構成されています。Polarityは異なる二つの極の関係、Continuumはそのあいだに存在する変化や移行、Maは異なる要素が差異を保ちながら関係として成立する場を捉えるための原理です。三つを切り離して考えるのではなく、相互の関係を通して作品を構成し、捉えています。制作には、アクリル絵具、油彩、墨、樹脂、岩絵具、金属、植物、蝋、箔、ガラス、粘土など、性質の異なる素材を横断的に用いています。熱、重力、流動、乾燥、酸化、凝固などによって素材が変化していく過程を観察し、介入と選択を重ねます。素材は必ずしも意図した通りに変化するわけではなく、操作と作用が関係するなかで、予測しきれない状態が生まれます。私が捉える動的均衡とは、異なる要素が互いの差異を解消することなく関係し、一つの状態を一時的に成立させることです。それは静止した均衡ではなく、複数の関係から生まれ、その関係の変化によって別の状態へと移り得るものです。私にとって創作とは、あらかじめ定めた形態を素材に一方的に与えることではありません。素材と現象に働きかけ、その応答を観察しながら、そこに生じる変化を受け取り、必要に応じてさらに手を加えていく行為です。作品とは、そうした操作と作用の関係から一時的に生まれた状態を、物質として定着させたものです。三視覚原理(Three Visual Principles)の詳細はこちら
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