Visualized Talking Voices (2016)

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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Visualized Talking Voices (2016)

About the Work

エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
書道
スタイル
日本画・和

Work Details

Visualized Talking Voices

このころから、英語を使うようになって、それはノートにメモ書きをしていた時に爆音のパンクを聴いていて、英詞のパンクの持つ音の持つ力を強く感じたことからだった。

例えばFUGAZIのwaiting roomのライブ映像なんか上裸のパンクスたちが原始人の祭りみたいにくねくねぐるぐる全身を動かしながら音や言葉を熱量満タンで発しまくっている。

ぼくの中で「字を書くこと」と「発語する」ことがもう一回強く意識された感覚があった。

これは、かつての井上有一の制作観にもきっとあったはずだ。彼は晩年の制作の中で、宮沢賢治の物語や、自作の詩をつぶやきながら、暗唱しながらコンテで紙に書いていた。

今福龍太さんの著書の中で指摘があるように、子供の頃の文字とことばが絡み合った「未分化な状態」を井上は晩年まで持ち続けた人だった。

ぼくの中にもそれはあって、自分の場合は発した言葉がそのまま語のまとまりとして、塊のまんま飛び出した。

音声文字のアルファベットは語を構成する音の成分を分解し、配列して記し、それを読むことで再生する仕組みになっている。その点では、ぼくの作品は文字として機能していない。それはタギングに見た目が近いところもあるが、ぼくの念頭にあるのは「発した言葉が飛び出して現れた!」というところにあり、

VOICEとEXISTANCEの関係によるのだと思う。

Artist

ハシグチ リンタロウ
✔︎

1985年 長崎県生まれ。2004年 福岡教育大学書道課程に入学。10代の頃PUNKに出会い、創作活動の原点となる。伝統的な書を学ぶも、60年代の前衛芸術、特に井上有一の「書は万人の芸術」という考えに触発され「日常を生きる為のエネルギー」として書を展開。日々生活の中で閃くインスピレーションを断片的な言葉によってノートに書き付け、それらが反応を起こす中で造語や造字の塊のような形を成していく。「もじだま」とでもいうべき、融合・分離・変化する「WORD MUTANT」と呼ばれるそれらは、毛筆代わりのタオルによって大判の紙の上で縦横無尽に遊んでいる。

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最終更新日
2019.12.06