Libeka

画家

CV

Libeka

画家

小児科の看護師として働く傍ら、2025年2月より画家としての活動を始めました。

幼い頃から、現実とは少し違う、自分の内側にだけ広がる静かな世界に身を委ねるのが好きでした。

その世界は、色も、空気も、時間の流れさえも曖昧で、ただただ心地よい「感覚」だけがそこにある。

それは言葉にはできないものでしたが、絵の具とキャンバスに出会ったとき、「描く」ことによってこの内なる世界を形として浮かび上がらせることができると知りました。

制作の原動力は、内面の衝動と、それを誰かと分かち合いたいという願いです。

私の作品は、物語や写実をなぞるのではなく、感情の断片や記憶の余韻、言葉になる前の気配のようなものを色彩や質感、光と影によって表現しています。

筆や指、ガラス、流れる絵の具など、偶然と必然が交錯する素材と技法を用いることが多く、その瞬間にしか生まれない「一期一会」の表情を大切にしています。

看護の現場では、命の尊さと儚さに日々向き合っています。

だからこそ、制作においても「今この瞬間に確かに存在している何か」を描きたいという思いが強くあります。

誰かの心の奥深くに、言葉では届かないところに、そっと染み込んでいくような絵を届けたい。

生きることの苦しさや美しさ、その両方に寄り添うような作品を生み出したい。

そう願いながら、今日もキャンバスに向かっています。

絵を描くことは、私にとって自己表現であると同時に、他者と静かにつながるための手段でもあります。

見てくれた人が、自分だけの解釈で私の作品の中に入り込んでくれること。

その一瞬一瞬の出会いが、私の制作における最大の喜びです。

赤池 藍(Libeka)

1996年生まれ。大分県出身、福岡県在住。

看護学部を卒業後、小児科病棟で看護師として勤務。2025年2月より画家としての活動を開始。

医療の現場で命と向き合いながら、日常の中で感じ取った繊細な感情や言葉にならない感覚を、色彩と質感によって表現する抽象作品を制作している。幼少期より自身の内面に広がる空想の世界に没入する時間を愛し、その感覚を可視化する手段として絵画に辿り着いた。

制作においては、筆を中心に、指やガラス片、流動性のある絵の具など多様な素材と技法を用いる。作品の多くは、偶然性と即興性を取り入れながらも、内的な衝動と深い精神性に根ざしており、「感情の断片」「記憶の余韻」「言葉の手前にある気配」などをテーマとしている。再現性を持たない瞬間の表情を大切にしながら、観る者の解釈に委ねる余白を意識した作品世界を構築している。

活動の根底には、「静けさの中にも確かな光がある」という信念が流れており、灰色の世界に差し込む光や、儚くも力強い存在感など、対極的な要素の共存を描くことが多い。看護師としての日々の経験が、生命の尊さや痛み、美しさに対する深いまなざしをもたらし、作品にもその視点が色濃く反映されている。

現在は福岡を拠点に活動中。個展やグループ展、オンラインでの作品発表などを通じて、自身の世界観を発信し続けている。表現技法やテーマにとらわれず、「ただ在るもの」を静かに掬い上げるような制作を目指している。

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