《足裏のできごと』
辻堂海岸のビーチに降り立つと、流木などの漂流物や、足跡や海風によってできた凹凸など、様々な痕跡が足元に広がっていました。砂の感触を足の裏でたしかめるようにして、ビーチに足を踏み入れると、砂浜の起伏によって自分や漂流物の影が揺らいでいるように見えます。遠くの海が平面的に見える一方で、ビーチに目を落とすと立体感をもったさまざまな表情が見えてきます。足元からはるか先の水平線に視線を移すようにして、近くの景色と遠くの景色のグラデーションを意識して制作した作品群です。
《Wavy line》
湘南の海岸を散策していると、スケートボードパークがありました。陸で滑るスケーターがいて、背景の海では波に乗るサーファーがいるのです。湘南という土地に様々な形でアクションする人々はエネルギーに溢れていてとても魅力的です。彼らのムーブを融合させるようにして、スケートボードパークにある“アール”(湾曲の形状のセクション)とサーファーが乗りこなす波をモチーフに制作しました。作品の中のあらゆるWavy line(波線)に着目してください。
《海のつなぎ目》
《青がゆれる》
「海を視た」という感触は、まっすぐに広がる水平線を目に入れたその瞬間に自分のなかに染み入るような気がします。直線が占める風景というものは海岸ならではの経験です。サーフィンに興じる人々の姿を視界の隅に入れつつ、他に何も重なるものがない“海の青”と“空の青”が接するはるか遠くの景色を、目に焼き付けるようにして制作しました。
石﨑朝子
アーティスト
1996年栃木県出身。ストリートのリアリティから出発した表現をテーマに、彫刻・映像・パフォーマンスを用いて制作活動を行う。
2023年武蔵野美術⼤学⼤学院造形研究科修⼠課程美術専攻彫刻コース 修了。
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作品
石﨑朝子のアート作品をArtStickerで掲載中。石﨑朝子のアート作品のサイズ、素材、作品コンセプトや、個展や経歴などのアーティスト情報も公開しています。
プロフィール
バイオグラフィー
渋谷の坂と身体の関係をモチーフにした《City Angle》(2021)、スケーターやグラフィティライターによる街へのアクションから連想した《トレーシング・シティ》(2022-23)など、都市空間のフィールドワークを通して、都市の他なる視点を再構築する作品を発表している。
2021年『第56回神奈川県美術展』平面・立体部門 大賞など、受賞歴多数。






