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絵逢千鶴

画家
画家
絵逢千鶴(えおう ちづる)
Chizuru Eoh
奈良在住。
2022年夏よりイラストレーションから抽象画へと制作の軸を移し、心と手の動きに従いながら、画面と対話するように絵を描いています。
現在は、意図と偶然のあいだで起こる変化や痕跡を受け止めながら、層を重ねるように絵画を制作しています。明確な物語やイメージに依らず、制作の過程そのものから像が立ち上がるような絵画を目指しています。
絵を描き始めたのは物心ついた頃からです。落書きや日常的な制作を続けながら、美術専門学校でイラストレーションを専攻しました。
卒業後はゲーム開発会社にて2D・3D背景制作に携わり、実務としてのビジュアル制作を経験しました。その後もイラストレーターを目指して講習に通ったり、陶芸に取り組んだり、具象イラストによる個展を開催するなど、表現の方法を探りながら制作を続けてきました。
約15年の制作の中で、何を描くべきか分からなくなる時期や、表現の軸が定まらない時間もありました。しかし近年になって、これまで積み重ねてきた経験や感覚を無理に整理するのではなく、そのままキャンバスに重ねていくことが自然だと感じるようになり、抽象画へと制作が開かれていきました。
現在は、意図と偶然のあいだで起こる変化や痕跡を受け止めながら、層として絵画を生成するような制作を行っています。完成像を固定するのではなく、描く過程の中で像が立ち上がっていくことを重視しています。
日々制作する中で、以前よりも自分の絵を素直に好きだと思える感覚があり、その実感が現在の制作の中心にあります。今後もこの感覚を手がかりに、絵画を通して経験や時間の堆積を探っていきたいと考えています。
2026年10月より、作家名を山本千鶴から絵逢千鶴へ変更。