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Year: 2023

Material/Technique: Oil, Canvas

Size: 22 × 27.3 cm

Edition: Unique

Signed:Included

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About the Work

Year
2023
Material/Technique
Oil, Canvas
Size
22 × 27.3 cm
Edition
Unique
Signed
Included
Credits
©Moemi Nakakoji 作品画像 作家撮影 展示風景 Photo by ToLoLo studio, Courtesy of galleryN
Frame
Not Included
Work Certificate
Not Set
Category
Painting
Style
Abstract

Work Details

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2023, oil on canvas, 22.0×27.3cm

Private Collection

個展

感覚の記憶

galleryN/愛知

2023.10.28 - 11.12

11.3 アーティストトーク

ゲスト:千葉真智子(豊田市美術館学芸員)

無意識にみたかもしれない「なにか」を「こんなかたちだった」とはっきり思い出せたことはありません。

昨日夢を見たことを覚えていてもどんなものだったか忘れてしまうように、断片をつかもうとすればするほどそれすら直ぐにわからなくなってしまいます。

いつもそれを歯がゆく思うのですが、目を通過した感覚だけは記憶として残っているのではないかと思うのです。

目の、感覚の記憶とでもいえばいいのでしょうか。

キャンバスの中の色やかたちがみたかもしれない「なにか」を探ろうとするほど曖昧にむにゃむにゃしてくるのは、目の、感覚の記憶がそうしたものだからなのかもしれません。(中小路萌美)

【作品のコンセプト】

何気なく風景を見ていると、ふと目の前のものがよくわからないなにかにみえる瞬間がある。

驚き、よく見ようとするがそれはもうみることはできず見知ったものになっている。

「なにか」は、一体何なのか。

単に見間違えただけかもしれないが、いま自分が見ている世界はこれが本当に全てで、正しいのか。

知覚していないだけで一瞬みた「なにか」がいるせかいがあるのではないかと考えてしまう。

それを見た時――見ることを意識せず無意識に全体を捉えているような時――まなざしは風景を通り越した向こう側を覗いているような気がする。

「なにか」は知覚の周りに漂っているものなのかもしれない。

そんななにかが何かになる前の、ゆらゆらと曖昧なものを色やかたちで捉えようとしている。

【作品タイトル】

≪えくる≫≪ほの≫≪ぽふと≫…何かに似ているような言葉だが、意味は分からず、まるでどこか知らない場所の言葉のように感じるかもしれない。

これらは私が実際に見ていた風景で聞こえた音と音や、作品の色やかたちから聞こえてきそうな音を並べて入れ替え、組み合わせたもので言葉自体に意味はない。

このタイトルのつけ方は、作品を制作する過程ー風景をきっかけとし、20層30層と色を重ねながら再構成しかたちを生み出すーと共通させるためである。

画面内の色やかたちは何かを意味するものではないため、タイトル自体も文脈や意味から離れ、言葉によるイメージの固定を避けている。

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Artist

中小路 萌美
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中小路 萌美

画家/painter

1988 兵庫県生まれ 2011 京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科洋画コース 卒業 2013 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程油画版画領域 修了 2012年より関西・東海を中心に個展・グループ展を多数開催。  宇宙探査機の形が好きだ。棒のようなものが飛び出ていたりころんとしていたり。専門知識のない私にはなぜああいった形になるのか詳しいことはわからないが、本当に必要なものだけで構成されてできた形なのだ。今まで宇宙に旅立っていった探査機たちをみるとそれぞれ独特の形をしていて、探査結果が重要なことはわかっているのだが、そんなツンツンころころしている彼ら自体に無性に惹かれてしまう。  私にとって絵を描くことは、宇宙の果てを見ようとするような、終わりのない旅だと思っている。  何十層と色を重ねながらかたちを再構成してゆく。完成図のないまま繰り返し探査し現れたものは、靄がかった青い空間をゆらゆらと漂うもの。それは私の宇宙の果てであり、さらに別の宇宙へゆくために必要なものだけでできた探査機でもある。  タイトルの「かぷたり」「ふあきあ」「こぽかん」といった言葉は何かに似ている様に思えるが、作品の色やかたちから聞こえてきた音を組み合わせたもので特に意味はない。言葉によるイメージの固定をできるだけ避けるためだが、まるで知らない世界の言葉のようである。  ボイジャー1号2号は打ち上げられて40年以上経ったが、まだ宇宙を漂い信号を送り続けている。私自身ともいえる探査機はどこにたどり着くのか。それは気まぐれに覗き込んだガラスの向こう側であったり、一瞬みたような気がしたなにかであったり、誰かの宇宙かもしれない。どんな信号が送られてくるのか。いくつも探査機を作って待っている。

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Last updated date
12.27.2024