ル・トロネ修道院 回廊 #17
Year: 2012
Material/Technique: Paper, Photograph
Size: 60 × 70 cm
Edition: Edition Available
Signed:Included

About the Work
- Year
- 2012
- Material/Technique
- Paper, Photograph
- Size
- 60 × 70 cm
- Edition
- Edition Available
- Signed
- Included
- Frame
- Included
- Work Certificate
- Included
- Category
- Photograph
- Style
- Conceptual, Geometry, Minimalism
Work Details
南プロヴァンス地方の人里離れた場所にひっそりと佇む12~13世紀のロマネスク修道院建築であるル・トロネ修道院の建築写真。シトー会を代表する修道院長であった聖ベルナールの清貧思想に基づき、装飾を極限まで排除した簡素な開口部、柱、壁、天井で構成された石の建築空間は、静寂で厳粛な「光と祈りの空間」を現出させている。当個展は、冬のル・トロネ修道院で筆者が感じた光、質感、空気感を白黒写真によって表現している。
タイトル:
鈴 木 元 彦 写 真 展
光 と 祈 り の 空 間 — ル・トロネ修道院 —
Title:
Motohiko David Suzuki Photo Exhibition
Space of light and Meditation — Abbaye du Thoronet —
View in a Room
Artist
美術家 鈴木元彦、博士(芸術) Artist Motohiko David Suzuki, Ph.D. 1981年 東京・新宿生まれ 2014年 多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了 【STATEMENT】 私の作品は「光の存在」(神の臨在)を知覚する、厳粛で静謐な雰囲気を醸し出す「聖なる空間」を表現している。この空間は日常的な場所を非日常的な場所に聖別することで聖化される。ゆえに、博士論文では、静寂で崇高な雰囲気で包まれた「聖なる空間」を聖別・聖化する建築表現について解明することを目的とした。 「聖なる空間」の表現や研究に関する様々な問題意識は、幼少期を過ごした空間へと記憶を引き戻した。牧会神学博士であった牧師の父に連れられて、数多くの教会で過ごすことが多かった。薄暗い礼拝堂、誰もいない「沈黙」の支配する空間、時折射し込む眩しい程の光、黒色に近い荒々しい床、目で見ることができない聖域としての聖壇等々。長い間使われてきた長椅子は、座ると軋む音がして、礼拝堂全体に鈍く響き渡った。聖書や讃美歌の紙の匂いや手入れが行き届いた床のワックスの匂いは、今でも決して忘れることができない感覚として残っている。また、礼拝堂には祈りがしみこんでいて、荘厳、静寂、平和な空間を作り出していた。ひとり静かに過ごした礼拝堂は、「沈黙」が支配しながらも寂しさを感じない、光で満ちた空間であった。 私にとっての「聖なる空間」は、幼少期から慣れ親しんできた場所であり、どことなく精神が落ち着く空間なのである。 【CV】 光の空間デザイン研究所主宰(設計事務所「鈴木元彦建築研究所」)、大岡山建築設計研究所所員、多摩美術大学非常勤講師。建築、彫刻、写真、絵画、インスタレーションなどの多様な表現形態を通して、「光の存在」の恵みと真理を伝える作品を制作し、愛と祈りと平安な社会を追い求めている。日本建築写真家協会会員(役員)、国画会写真部会員、東京信愛教会役員(長老)、賀川豊彦学会会員(監査)、5代目クリスチャン。国内外での展覧会のほか著書や受賞歴多数。「NIKKEIプラス1」(日経新聞)の教会建築のランキングに専門家として参加。
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