気がつくと そこにいた
Year: 2020
Material/Technique: Others
Size: 2,060mmx728mm
Edition: Unique
Signed:Not Set

About the Work
- Year
- 2020
- Material/Technique
- Others
- Size
- 2,060mmx728mm
- Edition
- Unique
- Signed
- Not Set
- Credits
- © Yuuki URYU 2020 【展示情報】 ■ウリュウ ユウキ『旅と旅のあいだの旅 -Journey, between the Journey-』 会期:2021年1月11日(月)〜2月11日(木・祝)/4月1日(木)~6月30日(水) *2月12日(金)より3月31日(水)までの予定で臨時休館し、4月1日(木・予定)の再開館後~6月30日(水)に再びご覧いただけます 会場:HakoBA 函館 by THE SHARE HOTELS 函館市末広町23-9 https://www.thesharehotels.com/hakoba/ 函館市電 十字街電停(DY20)より徒歩5分/末広町電停(D21)より徒歩2分 【一般公開日】毎週土・日曜日/祝日 15:00~20:00 (最終受付 19:30) 観覧無料 1階フロントで受付の上ご入館ください 【平日】ご宿泊のお客様のみご覧いただけます 1階ショップにて作品図録も販売いたします *ご来館時には体調にご留意の上、マスクの着用や検温・消毒などにご協力をいただき、周りの方と充分な距離をお取りください。安心してごゆっくりご覧いただけますよう、会場とともに取り組んでまいります。 *事情により会期・開催内容を変更する場合がございますので、作家/会場ウェブサイトやSNSをご確認ください。
- Frame
- Not Included
- Work Certificate
- Not Set
- Category
- Photograph
- Style
- Everyday
Work Details
どこまでが「旅」で、どこまでが「日常」なのだろうか。
それは結構あいまいなもので、誰が決めるまでもなく、心持ち次第で変化するものだと思っている。
いま、私たちは旅と旅のあいだにいる。あなたも、誰かも、僕も。
その時間の中で見た景色がつながり続けたものを「旅」と呼ぶし、それを「日常」として見ることもできるだろう。
誰かの日常は誰かの旅になり、その位置関係は常に入れ替わる。
次はどこへ行こう。どこへ行くのだろう。そして、どこへ行きたいのだろう。
あなたと誰かと僕が行き交う場所での、旅と旅のあいだの旅。
この作品は、函館・西部地区のホテル「HakoBA 函館 by THE SHARE HOTELS」での個展に向けて制作しました(2021年1月11日~6月30日/2月12日~3月31日 臨時休館)。
旅をする人が、旅のあいだの時間を過ごす場所がホテル。そこでの体験は、旅と旅のあいだにもう一つの旅に出ることではないでしょうか。そういう展示を作ることは僕にとっての一つの目標でありました。
2020年の秋に僕の暮らしている街・札幌で縁あってホテルのロビーでの展示を行いましたが、今度は作品とともに旅をして、函館のホテルで展示をすることになったものです。
函館とのご縁は、2018年の夏の終わり、翌年開催が決まった「はこだてトリエンナーレ2019 ~みなみ北海道を旅する芸術祭~」に招聘していただき、その下見でゆっくりと現地に滞在したことがきっかけでした。会期中には4度現地を訪ね、じっくりと街を歩き写真を撮りました。
「はこトリ」本祭の会場の一つともなったこのホテルは、かつて銀行と美術館として使われた2棟の特徴ある建築をリノベーションし、それぞれの空間の個性を活かした個室とドミトリーで構成されています。その廊下やラウンジに新作を含め作品を展開している順路の最後に展示したのがこの作品です。
函館はご存知の通りの観光都市です。でも、その観光ルートを外れ、自分の感覚だけを頼りに歩いて、何か心を撫でたものを感じたら、そこが自分にとっての「函館」になると思うのです。
次はどこへ行こう。どこへ行くのだろう。そして、どこへ行きたいのだろう……。あなたと誰かと僕が行き交う場所での、「旅と旅のあいだの旅」。
さて、あなたはどんな「函館」を自分自身のものにするのでしょうか。
撮影:2018年9月~2020年10月
制作:2020年12月
Artist
写真作家
"旅の途上で見る景色"を主題に、一見どこかわからないようで見たことのあるような風景を作品にし続けています。近年は「窓」を切り口としたシリーズに取り組んでいます。 "The scenery of journey on the way" is my theme, and I continue to make the scenery that you have never seen before. "旅の途上で見る景色"を主題に、一見どこかわからないようで見たことのあるような風景を作品にし続ける写真作家。 近年は、列車や飛行機などの「車窓」越しに過ぎ去っていく光景をつなぎ、写真のみならず映像を組み合わせ空間全体を構成したシリーズに取り組んでいる。 1976年、長野県に生まれる。小学6年のとき、手にしたポケットカメラで近所を走る電車を撮り始めたのをきっかけに「写真って面白いな」と思いはじめる。中学校には写真部があり、迷わず入部。祖父~父から借りたマニュアルカメラ『ニコマートFTN』で一眼レフに初めて触れ、そして部室ではモノクロ写真の現像を学び、毎年の文化祭での部展に作品を出品。高校進学後も同様に写真部の活動に没頭。この頃から夏・冬休みに列車で各地へと旅をするようになる。高卒後、東京の書店勤務の傍ら、撮影を続け、休暇ごとに旅に出る。 20歳の時には15日間をかけて「青春18きっぷ」でJRの通る46都道府県を制覇。 1999年、ウェブサイトを立ち上げ、翌年からデジタルカメラで撮ったその日その日の空の姿を写真日記として7年間掲載し続けた。 2001年8月、北海道・小樽で開かれる野外写真展『小樽・鉄路・写真展』に出展、本格的な創作活動を始める(以降毎年連続出展し、2019年に18回目の参加)。 同年11月、東京にて初の個展[landscape // “sora”scape -光景 // 空景 otaru //yokohama 2001-]を開催。以来、年に1~2回の個展及び多数のグループ展に出展を続ける。 2003年7月より、北海道・札幌に在住。 個展・グループ展や書籍・雑誌への掲載など精力的に制作と発表を続ける他、写真を軸にしたデザインなどを通じ、在来の写真表現にとどまらない活動を指向している。 都市と人、それをつなぐ地下鉄や電車をテーマとした作品も作り続けており、2005年以来毎年11月の『さっぽろアートステージ』の「500m美術館」などの企画に作品を連続出展している。2016年春から秋にかけて、札幌市電延伸開業前後の様子を「北一条さっぽろ歴史写真館」にて展示した。また2017年夏の『札幌国際芸術祭2017』で、公式プログラム「市電プロジェクト-都市と市電-」の企画に携わり、札幌市電の車内から発信するインターネットラジオのパーソナリティも務めた。 2013年、六花亭製菓の文化支援活動『六花ファイル』第四期作家のひとりに選出され、同年10月からの一年間、札幌・真駒内の「六花文庫」にて作品とポートフォリオが展示公開された。2015年11月、『アートフェア札幌2015』(クロスホテル札幌)に初参加。新たなアプローチで作品を届ける 入口に立つ(2017年まで連続出展)。 2017年4月8日より5月28日まで、札幌芸術の森美術館で開催の企画展『札幌美術展「旅は目的地につくまでがおもしろい。」』に出展。念願の会場と、半世紀以上続くシリーズ展での初展示を実現した。また2020年1月25日から3月15日まで、北海道立近代美術館での企画展『北海道151年のヴンダーカンマー』 に参加した。 これからも、作品と共に旅をしていくこと(=各地での作品発表)、企画展等からのオファーをいただくことを目指すとともに、改めて写真やそれ以外の切り口から現代の芸術を学び吸収するべく、海外での活動や留学も大きな目標に据えている。 この先も、地続きの日常と非日常の光景の間を歩き、旅し続けながら、その足跡と想いを写し止め、切り取り、かたちにし続けていく。
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展示する空間の中に「窓」を開き、"旅の途上の景色"を作り出すことが私のテーマです。この一枚があなたにとっての「窓」になれば、作家として無上の喜びです。
心に触れるものがありましたら、ぜひ応援をいただければ幸いです。次なる旅と、現在拠点を構える札幌だけでなく全国、海外も視野に入れた制作と作品展示のために、また、長年の目標でもある作品集の制作など、私の創作活動に生かさせていただきたいと存じます。