日本は地震大国と呼ばれている。地震は避けようのない暴力として存在を揺るがし、土地が破壊される度にこの国は復興を繰り返してきた。
また、日本の美術史は個別の出来事が流れを持ちながらも点在しているように見える。土地が同じ姿であり続けられない事と日本の美術史の様相がはっきりと認識できない事これらの弱さはそれぞれ地盤の安定と歴史を引き受けるために語られる物語という軸を欠いていることに起因している。これは日本という場所の性質を表していると言えるだろう。
人の顔はそれぞれ一つしかないが見られる度に違ったイメージが与えられるため、単一性と多面性を行き来している。そのため自己イメージは仮固定的に規定され続けるものである。
自己イメージも、災害により形を作り直し続ける日本という場所も在り方の再定義を繰り返すある種の象徴だと言える。
あなたやこの国、またそのイメージは何を軸として形成され、規定されるのだろうか。それはどれほど持続し、振動に耐え得る強度をもつのだろうか。












