何でもない景色が、ある時自分にとっては作品のように見えてくることがあります。
曽爾村を歩く中で出会った風景の中から、美しいと感じた部分を借景のように空間・時間ごと切り取ってイメージとして見せることで、そのような体験のきっかけを作ることができないかと考えました。
その方法として、ポスターという普段見慣れたフォーマットを利用し、ポスターサイズで切り取られた景色が1つの画像イメージのように見えることを意図した作品です。
ポスターというのは、通常は印刷された像が変化することはありませんが、紙素材に透過性をもたせ、ポスターの背景にある植物や風景を像として取り込むことで、このポスターは太陽の位置や風によって刻々と変化し続けます。
作品はルート内に4カ所設置されており、太陽の光の方向に影響されるため、場所ごとにおすすめの鑑賞の時間があります。ルートの前半2カ所は午前中、後半1カ所目は午後2時〜西日が差し込んでいる間の時間帯が美しく見えます。最後の1カ所は、日が出ている時間帯であれば日中通して楽しんでいただけます。



