眠る木々たちにひとときのゆめを
地に足をからめ、風に耐え忍びながら生きた彼らに
ときはなたれた大気になるゆめを
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木が死から次の生へと移り変わるまでの長い時間を「眠り」と仮定し、
生の循環の奥深さを考えるきっかけにするとともに、人の「想像」という思考の尊さを讃えたい。
生と死の境界を人が定義するのはとても難しいことです。
呼吸や心臓が止まったとしても、その姿がこの世界に存在し、触れられるうちは、なぜかその事実を受け入れがたい。
だからでしょうか、私は木が倒れていてもまだ、死んでいるとは言いきれない、言いたくないところがあります。
とはいえ生きているとも違い、ずっと目が覚めない眠りの中で、目に見える世界からの消滅という本当の最後を待ち続けているような不思議な状態。
それは私が人として、無意識に希望的な想像をしているから生まれる思考であり、それはすなわち死だと言うこともできるでしょう。
けれど人は人だからこそ、様々な想像をめぐらせて、ものや現象に希望や意味を持たせようとします。
それを言葉や声やかたちという、感覚で享受できるものにして表現し、思考を共有することで気持ちを整理して生きてきました。
答えのない現実の世界とそれをおぎなう想像の世界の両方に生きることができる救い。
希望的想像の内で生きることを考えながら制作しました。





