新訳風土記集其ノ伍 唐櫃由来譚 (Folklore of the new adaptation no.5 : Karouto Yuraitan)
製作年份: 2020
材料或技法: 丙烯酸纖維, 油畫
版本: 獨特
簽名:沒有設定

關於作品
- 製作年份
- 2020
- 材料或技法
- 丙烯酸纖維, 油畫
- 版本
- 獨特
- 簽名
- 沒有設定
- 畫框
- 不包含
- 作品證書
- 沒有設定
- 類別
- 繪畫
- 風格
- 社會/政治/歷史
作品詳情
東京藝術大学 卒業制作展 学内展 2020.1.11(土)-12(日) にて
この作品で表現したかったことは、生と死です。一度、死を強烈に意識してから生きてみたら人生はどう変わるのか、というテーマに挑戦した作品です。絵画、自身で創作した昔話や音楽…と様々なメディアを組み合わせました。
きっかけ
東北の村に、唐櫃という名前の嫁入り道具箱に、嫁が亡くなったら遺体をその箱に入れて土葬する、という習俗があります。私は、女性の死を軽んじているように感じ、衝撃を受けたので、その村を訪れて取材をしました。実際は嫁だけではなく、男性も子供も同じ様に埋葬されていました。むしろその村の女性達がとても大切にされている事を知って、その村での取材を通して感受したものを抽出し、自分の中で完全に再構築して絵に表現しました。
解説
先程も触れましたが、この作品で表現したかったことは、生と死です。将来の棺桶の中に嫁入り道具を入れて嫁入りする、という事は、死を強烈に意識してから嫁入りする、という事で、死から逆算して生を考えると、死=生、幸せな死のためには=生を大切にする、事なのではないか、という一つの仮説の様な絵にしたいと考えました。
取材した東北の村の美しいブナの原生林と、そこに生えている架空の椿の霊木を描きました。この村の女が1人死ぬと、椿の花が頭ごと1つ、ぼとりと落ちます。その落ちた椿の花の芳しい死の香りに魅せられた蝶が、木のうろから出てきて、飛び回ります。この椿の木は、死んだ村の女達の霊魂で形作られていて、蠢いています。生と死のシンボルとして描かれたこの霊魂たちは、生きている女たちをいつも見守っていて、女が亡くなると黄泉の国に連れて行ってくれます。死へといざなう童歌を唄いながら、羽織りで覆われた女の遺体を自分たちの仲間に加えようと、根本に降りてきている様子です。画面の左下に流れる三途の河を挟み、左岸がこの世、右岸があの世・黄泉の国です。倒木はこの世とあの世の境に存在する橋をモチーフにしています。今回の卒業制作では『唐櫃由来譚』という昔話を創作したのですが、それは、娘が老婆に変化してしまい、その時1人の心優しい青年に助けられてやがて結婚し、年老いても尚仲睦まじい夫婦となり安らかに死を迎える物語です。紫色のキャラクターは、この世である左岸から橋を渡り、あの世である右岸へ今降り立とうとしていて、この羽織の下で眠るように死んだ愛する妻の元へ後を追うように急いで向かうその夫の姿です。”異時同図”と云って、時間は異なるのに同じ絵の中に存在していることで動きを表現するという手法で、妻を追い求める様子を描きました。
技法
奥行きと平面を一つの画面に存在させるこの技法を私は『キメラ(異質同体)』と呼んでいます。現実の風景に、フィクションが流れ込んでいる、というこの状態が私のビジュアルテーマの1つです。動かない静的なものの中に、動的な物を取り入れることによって鑑賞する方がこの瞬間の前後の動きを想像して頂けたら幸甚です。世の中には様々なイデオロギー同士の対立ありますが、平和でいる為には、自分の意にそぐわない存在をねじ伏せたり絶滅させたりするのではなく、お互いの違いを認め合い受け入れる他ないと思っています。「異質なもの同士が自分の形はそのままで溶け合わずに、しかし、一つの画面の中に存在している」というのは、共存を目指す私の考え方のスタンスがビジュアル化されていると言っても過言では無いと、私は思っております。私の絵の特徴として、着想元からかなり飛躍させて表現しているので、鑑賞してくださる方には、更に自由に飛躍して楽しんで頂けたらなと思います。
2020年3月16日 吉田樹保
展覽資訊
- 過去的展覽
- #ArtStickerで卒制展2020.03.04 - 03.31






























ご覧いただきありがとうございます!今年大学を卒業し、今後は一人の作家として精力的に活動して参ります。
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