無題/One Yen Coin
Daisuke Takahashi
Artist
關於作品
- 製作年份
- 2021
- 材料或技法
- 控制板, 油畫
- 尺寸
- H162xW97cm
- 版本
- 獨特
- 簽名
- 沒有設定
- 畫框
- 不包含
- 製作人員名單
- ©︎Daisuke Takahashi
作品詳情
展覧会名
絵画をやるーひるがえって明るい
会期
2022年9月10日 (土) – 10月8日 (土)
営業時間
12:00 – 18:00
休廊日
日曜・月曜・祝日
会場
ANOMALY
住所
東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex 4F
入場料
無料
電話
03-6433-2988
URL
高橋大輔(1980年、埼玉県生まれ)は、色彩が幾層にも重なった厚塗りの抽象絵画で知られる一方、近年は、ゆるやかにその作風を移行させ、具体的なモチーフを持つエキセントリックな絵画を発表しています。本展では、最新作を含む絵画約30点を展示いたします。
2011年以降の約5年間に、高橋は、夜に蛍光灯の下で絵画と対峙して描く厚塗りの《夜の絵画》から、家族構成や生活環境の変化により昼型の制作リズムとなったことで、明るい日のもとで自分の外側の世界も視界に入れながら描く薄塗りの《昼の絵画》へと転換し、さらに、画面の上層にニスを塗布し、自身と絵画を物理的に距てた《眠る絵画》へと作品を展開させました。
その後、2016年頃からは、数字などの記号が描かれた作品が萌芽的に現れ始め、近年では、自動筆記によるドローイングを契機に生み出された、文字を画面に取り入れた《白昼夢》シリーズを発表、さらに、子供の玩具を描いた《Toy》シリーズなど、身の回りにあるものをモチーフとする作品へと推移しています。
これらの新鮮な画面は、一見すると、描かれた絵の具それ自体を支持体にして絵の具を塗り重ねていく厚塗りの抽象絵画という、従来の高橋のスタイルからかけ離れているように見えますが、実際に作品の前に立つと、これまでの制作形態から抽出されたエッセンスが、細部へと落とし込まれていることが見て取れます。
例えば、《白昼夢 #4》(2022年)における、背景に塗布された白い油絵具の筆致、チューブから直に描かれた線のエッジ、構図のリズムは、約3mにおよぶ巨大な画面において顕在化し、《太陽》(2022年)では、考え抜かれた一切無駄のない線描と絶妙なバランスが緊張感を生み出す一方で、伸び伸びとした開放的な空間が広がっています。
高橋は、綿密なプランドローイングや検証を重ねた後にタブローへ向かいます。縄文/弥生などの時代年号や平成/令和などの元号を表す漢字(表意文字)、トラやキリンなどの子供の玩具、フライパン、一円玉、パイナップル、家の外壁など、日常生活において見慣れたものが、高橋の粗密かつリズミカルな筆致により、細部の関係性や、各所に広がる抽象的な空間に目が奪われることでゲシュタルト崩壊のような状態を促し、再び画面全体に視野を戻せば、日常から現れたモチーフが立ち上がり、ユーモラスに私たちと対面します。
作家コメント
最近の私の制作は、個人的な事情や社会的な危機により、今までのような厚塗りのスタイルだけで描くことが困難になりました。 そんな危機の中、私は一人の芸術家である前に、父として、生活者として、自立しなくてはならず、そのことが絵に変化をもたらしました。 子供のように描いたらいけないのか?文字を描いたらいけないのか?スタイルが変わってはなぜいけないのか? 信じる絵画観を疑ってみたり、技法書を参照したり、正当な美術史以外の美術ジャンルを作品に反映させたり、足し算だけで描くのではなく引き算したり、様々なレベルでのトライアルがありました。 そうした試みの果てに、私は日常や環境に生かされているという気持ちが強くなりました。今までやってきたことや、生きてきた時間の外側を見つめるようになりました。そして、自分が今居る場所や等身大の日常、ひいては自分が生きているということを強く肯定することになったのです。 気持ちは、ひるがえって明るくなり、さらに身近なものを描くようになりました。例えば、玩具や、文字、家の外壁などです。描くべきものはすぐ近くにあったのです。 私はどんな状況でも絵を描いてきました。これからも描くのだと思います。
高橋大輔
絵画空間が生活空間と密接な関係を取り結びながら深化する高橋の作品は、すでに見知ったはずの世界と出会い直し、新しく世界を捉えなおすことのできる装置として、私たちの前に現れます。 時事刻々と変化する環境に真摯に向き合いながら作品を展開させてきた高橋による、新たな作品群にぜひご期待ください。
本展に際し、大阪中之島美術館 学芸員の大下裕司氏にテキストをご執筆いただきました。是非あわせてご一読ください。 大下裕司 「絵画は手段か」
展覽資訊
- 過去的展覽
- ANOMALY / 高橋大輔「絵画をやるーひるがえって明るい」 - ArtSticker Promenade / 2022.09.10 - 10.08
藝術家
Daisuke Takahashi
Artist
- 相關畫廊
Born in Saitama, 1980. Lives and works in Saitama. A painter. Following his debut, he began painting numerous works with several layers of thickly applied pigment, and became known for making pieces which powerfully show that paintings are materials before they are images. Starting around 2016, we may observe the seminal appearance of works with numbers, letters, and other signs, and a transition to paintings that take everyday objects as their motifs. Since around 2020, he has been experimenting in forms such as his Ashan series, which imagines and depicts a specific person of interest who is not known in any detail. Takahashi’s unflagging spirit of inquiry into painting is filled with anticipations of encountering an as yet unseen type of work. His main exhibitions in recent years were Open Map (2025, ANOMALY, Tokyo), ASHAN (2023, CADAN YURAKUCHO, Tokyo), Doing Painting – A Bright Turnabout (2022, ANOMALY, Tokyo), Group Show of Contemporary Artists 2022 Energy Overflowing from the Gaze (2022, Tokyo Metropolitan Art Museum), Halfway Happy Vol. 5, Daisuke Takahashi – RELAXIN’ (2021, gallery αM), Sazaedo 2020 – Modern Spiral and a Hundred Paintings (2020, Art Museum & Library, Ota), NEW VISION SAITAMA 5 – The Emerging Body (2016, Museum of Modern Art, Saitama), Present-Day Paintings – Two-Dimensional Works of Four Artists (2015, Kawagoe City Art Museum), and The Way of Painting (2014, Tokyo Opera City Art Gallery). Public Collection Museum of Contemporary Art Tokyo, Tokyo, Japan Takahashi Ryutaro Collection
最後更新日期2022.09.09
