名取 藍

Blueness093
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Blueness093

名取 藍

アーティスト

About the Work

制作年
2026
素材・技法
アクリル, キャンバス
サイズ
22 × 33.3 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
あり
額装
未設定
クレジット
Courtesy of biscuit gallery

Work Details

「undercurrent」

“Undercurrent” という言葉には、
水面下を静かに流れる底流と、表には見えない心の奥の感情や思考、暗い響きや微かな気配といった比喩的な意味が重なっています。
ときに抑えられ、ときに静かに揺らぐ「内側の流れ」。
私はその見えない動きに強く惹かれてきました。

“Blue”シリーズから、より色を抑えた “Blueness” シリーズを描き始めてから、作品をきっかけに多くの方と出会い、つながりが生まれました。そのコミュニケーションは、絵を描く力そのものを大きく押し広げてくれました。

かつては、妹をモデルにした半ば架空の人物像を描いていましたが、いま描かれる顔は、作品を見てくださる方々、そして自分自身の内側を映す複合的な存在へと変化し続けています。
私の絵に込めた青色の“揺れ”や“刹那の強さ”が、SNSを通じてさまざまな地域の方々へ届き、受け止められている。そのことは、今でも小さな奇跡のように思えます。

その青い思いは、夜の静寂を漂い、暗闇の中で灯りを探し続ける旅人の姿として私の中に立ち上がり、《Night and wonderer》という新たなシリーズへとつながりました。
一枚を描くごとに、より親密に、より深く、自分の内側の底流に触れていく——その時間は、作品と私自身を静かに変えていきました。

今回の個展 “undercurrent” は、私の絵や立体作品を見てくださる方と、ブルーという色に込めた思いが、水面下の流れのように行き交う場所であってほしいと願いを込めています。
作品を介して、あなたの心の奥にひそむ静かな流れと、私の底流がそっと触れ合う。
そんな時間と空間をお届けできれば幸いです。

 

名取 藍|Ai Natori

Exhibition Information

過去の展示

Artist

名取 藍

アーティスト

幼少期より行動美術会画家、野田勲氏より絵画を学ぶ。 よりアブストラクトな表現方法を求め、武 蔵野美術大学映像学科へ進学し表現の領域を広げる。インスタレーション作品は東京都写真美 術館でも展示される。2011年、原点に戻り、ドローイングによる制作を再始動後、KATHARINE HAMNETT LAB DESIGN AWARDを受賞、YOUNG ART TAIPEI にて新人賞を受賞。 Carrousel du Louvreでの展示をはじめ海外を中心に活動中。

最終更新日2026.02.06