杉田万智

 LOOK TO THE PAST FOR THE FUTURE No.4
 LOOK TO THE PAST FOR THE FUTURE No.4
 LOOK TO THE PAST FOR THE FUTURE No.4
 LOOK TO THE PAST FOR THE FUTURE No.4
 LOOK TO THE PAST FOR THE FUTURE No.4

LOOK TO THE PAST FOR THE FUTURE No.4

杉田万智

Artist

About the Work

制作年
2025
素材・技法
キャンバス, 油彩
サイズ
72.7 × 91 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
あり
額装
未設定
クレジット
Courtesy of biscuit gallery

Work Details

「反射光を受けて、境界線に立つ」

陽炎が記憶の中で揺れる。

恒常的に強く、瞼の裏側に残した残像が絶えず揺らめいている。どこかあたたかみを纏うその光は、馬毛の煌めきなのだろうか。しろの反射なのだろうか。

潜在的な何か、もしくは、人の対話の中で生じる、あなたからの反射光なのだろうか。

丁寧にこれら反射光をーーー欠片を想い起こしながら窓の外を眺めていた。

 

光が強くなればなるほどに陰影が濃くなるように、ひとつひとつの風景や物事の裏側、歴史と血が堆積した土地、真実をこの眼で捉えることから始まる。

“淡さ”を誰しもが抱えているからこそ”境界線”を私は受容し、肯定的に捉えている。

 

「日常生活で目の前の人と向き合う際に、私とあなたの間にも当然引かれる境界線について考える。看板を立てる行為自体が境界を生み出し助長の効果を齎すこと。境界線は不滅であるという当然の現実と境界線により保たれる状況と個人の安堵感。それらと風景は乱反射し合い、現世界を形成している。

境界線を越えることは不可能だが、境界線の手前に立ちつつ相手と対話を繰り返し理解を深めることが私達には求められているのでは無いだろうか。」

 

そして時の流れと共にひとつの身体は日常へ、キャンバスの前へと運ばれていく。湿度と土地と何気ない会話、ふと足元を見つめて安堵感を覚える。

やはり確実に、私は此処に存在するのだ。

そして絵はそんな私の記憶を受け継ぎ、光と共に残してくれる。

 

杉田万智|Machi Sugita

Exhibition Information

Artist

杉田万智

Artist

2000年埼玉県生まれ。 2020年女子美術大学短期大学部造形学科美術コース卒業 2022年同大学部研究生卒業(学士) <展示歴> 個展 2022年「First Light」(ARTDYNE)  2023年「Dignity and Light」(Contemporary tokyo) 2023年「We can't all become one」(ARTDYNE)  グループ展 2022年「Aritificial Phenomenon」(Centurion Lounge,Regent Hotel,Taipei)     2022年 「nine colors XVI」(西武渋谷店) 2022年「ブルーピリオド展-BLUE ART COLLABORATION-」(寺田倉庫G1ビル) 2022年「阪急うめだnine colors」(阪急うめだ)   2023年「nine colors XVII」(西武渋谷店)  2023年「grid2」(biscuit gallery ) 2024年「Draw Lines & Shapes in My Maps」(T&Y Gallery ,Los Angeles)              等 コラボレーション 「THE PACKAGE by ZOZOVILLA Vol.2」   受賞歴 「女子美術短期大学部2019年度卒業制作展」 卒業制作賞受賞 第7回「未来展」準グランプリ・特別賞受賞 第8回「未来展」特別賞受賞 「WATOWA ART AWARD2022 」準グランプリ受賞 アーティスト・ステートメント 深夜、暗闇の中に強く輝くコンビニを見ると安心します。夜景や家路に灯る光を見ていると「生きている」と実感します。光は人がいる証拠であり、1人じゃないと思える光はあの頃から私に安心感をもたらしてくれました。 香港の風景に感銘を受けた私の作品はネオンサインと看板を組み合わせています。ネオンの光が希望や安らぎだとすれば、看板は道しるべ。進むべき方向を教えてくれる存在です。 そして主に社会問題や、理不尽なこの世界を題材として表現しています。大嫌いなこの世界をネオンサインの希望の光で照らし、様々な社会問題についての「考えるきっかけ」を作り出していくことを目指しています。最初は1人の小さな行動から初まり、それが広がることで少しずつこの状況が変わっていくことを信じています。運命を変えるデモ行進のように。 私たちが世界を変えることは出来ないし、人間がひとつになることは不可能です。 でも世界を変えることは出来るかもしれません。 作家略歴 2000年生まれ 2022年 女子美術短期大学部美術コース研究生卒業(学士) 個展 2022年 「First Light」(ARTDYNE/東京) 主なグループ展 2021年 「JOSHIBISION」(東京都美術館/東京)     「nine colors XV」(西武渋谷店/東京)     「New Age」(UP SIDE DOWN Gallery/東京)     「現れの形象」(ARTDYNE/東京)     「nine colors XV」(阪急うめだ店/大阪) 2020年 「第7回未来展」-日動画廊 美術大学学生支援プログラム-(日動画廊/東京)     「Women Artists Collection『私』」(森の美術館/千葉)     「シブヤスタイル vol.14」(西武渋谷店/東京) 受賞歴 2020年 「女子美術短期大学部2019年度卒業制作展」卒業制作賞受賞、 2021年 第7回「未来展」-日動画廊 美術大学学生支援プログラム- 準グランプリ・特別賞受賞

最終更新日2025.12.17