Crystal Photographs#5-1 さざなみ

制作年: 2022

素材・技法: 写真, 銀塩

サイズ: 11 × 11 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:あり

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Crystal Photographs#5-1 さざなみ

About the Work

制作年
2022
素材・技法
写真, 銀塩
サイズ
11 × 11 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
あり
額装
あり
作品証明書
あり
カテゴリー
写真
スタイル
ロマンティック, ファンタジー, ポートレート

Work Details

ステートメント

フィルム写真を暗室で描くように焼き付けていく手法、フォトグラム・ソラリゼーション等で製作する作品群「結晶写真」の中の一作。手焼き現像のプロセスでは作家自身がコントロールできない偶然性が生まれ再現不可能な唯一の写真が作られます。

同じ時間、同じ元素、同じようにまかれた星でさえ、ひとつとして同じ姿になることはない。この予測不可能で不均衡な姿に惹きつけられます。

私は常にそういった姿を見つけ出そうと試みています。 暗室に像を結ぶ光のように、それぞれの生命の輪郭を捉えその唯一の存在を光で描き出したいと願います。

イメージサイズ:11×11cm  額縁外寸:32×26cm

About the work

2022年から暗室で制作を開始。「記憶と唯一性」をテーマに、フォトグラムを発展させた独自の技法で写真作品を制作している。この技法は「次元が交差する次元には新たな次元が生まれる」という仮説のもと、カメラを用いず光を記録する”フォトグラム”と、複数の写真を合成する“フォトモンタージュ”という既存の技法に「記憶」という新たな次元を重ねたものだ。フォトグラムという技法は、美術史においてクリスチャン・シャド (Christian Schad, 1894-1982)やマン・レイ(Man Ray, 1890-1976)等、多くの作家によって使用されてきた歴史がある。手焼き現像のプロセスでは作家自身がコントロールできない偶然性が生まれ再現不可能な唯一の写真が作られていく。

恐らく、無意識のうちに日本人は“日本の伝統的空間美意識”を受け継ぎ、独自の見え方で世界を見ているように思う。日本の大和絵、漫画、アニメーションに代表される“面とレイヤーの空間認識”は生活に溶け込み浸透しているのではないか。そして暗室の中でもそれは自然と折り重なり、再現不可能な人間の記憶をマテリアルとして像を描き出していく。東洋哲学が下地にある日本では、自然が擬人化されすべてのものに命が宿る”八百万の神々”という考え方がある。石や星や植物や、それらと同じに生きている私たちのことを思うとき、その唯一の存在を捉えたいという願望が湧いてくる。暗室で透明なマテリアルを何度も重ねることで、その光が現れるように感じている。

写真は私にとって単なる視覚的な表現ではなく、存在の本質への哲学的な探求です。

製作風景

View in a Room

Crystal Photographs#5-1 さざなみ
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小山 ひとき
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Artist

小山 ひとき
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小山 ひとき

アーティスト/光画家

1981年岐阜県生まれ。2022年から暗室で制作を開始。 「関係性の中で立ち現れる世界の在り方」を主題に制作しています。光と化学変化を用いたオルタナティブ写真技法、主にフォトグラムを用い、物質と光が作用し合うことで現れる像を扱っています。印画紙に植物や鉱石を直接置き、光を与えることで、そのものが持つ唯一の姿を浮かび上がらせます。像はその都度異なり、複製を前提とした写真の枠から離れ、アウラ(一回性の事象が纏う気配のようなもの)を帯びた固有の存在として立ち現れます。その現象に立ち会い、そこに現れてしまうものを見つめ、作品として提示しています。 略歴 1981年 岐阜県生まれ 2013年 フィルム写真を撮りはじめる 2022年 暗室で制作開始

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最終更新日
2024.02.27