Flow 002
制作年: 2023
素材・技法: アクリル, キャンバス
サイズ: 91 × 65.2 × 2 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2023
- 素材・技法
- アクリル, キャンバス
- サイズ
- 91 × 65.2 × 2 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- 未設定
- 作品証明書
- あり
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 抽象, 半抽象, エネルギッシュ
Work Details
目に見えない大きな流れ、目に見える小さな存在たち。
Artist
現代美術家
|プロフィールHitomi1991年、埼玉県生まれ。東京を拠点に活動する現代美術家。自然や人との関係性のなかに立ち現れる微細な知覚や気配、言葉になる前の「生の感触」を手がかりに、絵画を制作している。主にアクリルを用い、身体的なストロークと繊細な調整を重ねながら、身体・自然・記憶・感情のあわいに生じる揺らぎを画面へと展開する。作品に現れる花は、特定の植物を描写するものではなく、生命の振動が一瞬かたちを持った「存在の波としての花」として現れる。|ステートメント私が見つめているのは、言葉になる前の感覚や感情、その揺らぎから立ち上がるもの。幼い頃より、自らの内側に生じる感覚や感情を捉え、観察してきた。それらは自分の内側だけにあるものではなく、人や自然との関わりのなかで絶えず変化し、響き合いながら現れてくる。受け取ったものに言葉という輪郭を与え、それを介して他者と響き合うこと。対話そのものが、長く続けてきたひとつの表現だった。コロナ禍によって対面での対話が制限されたことをきっかけに、その表現は絵画へと移行していく。言葉のメディアと絵の具のメディアを行き来しながら、言葉だけでは捉えきれない知覚や存在感覚を、画面へと移していった。絵画では、即興的に生まれた大まかな位置やイメージを起点に、身体の動きや感覚の流れに委ねながら描き進めていく。そこから生まれる予期せぬずれや変化のなかに、意識だけでは触れられない領域が立ち現れる。力強いストロークによるエネルギーの放出と、微細な変化をすくい上げる静かな調整。その往復のなかで、理性と感性、秩序と混沌、光と影といった異なる状態を、対立するものではなく、同時に存在し響き合うものとして捉えている。作品に現れる花は、特定の植物を描いたものではない。生命の振動が一瞬かたちを持った痕跡。身体や自然、記憶、感情の揺らぎが画面上に現象する、「存在の波としての花」である。描くことを通して、目に見えるものの奥にある気配や、言葉になる前に身体が受け取っているものに触れる。その絵画が、ひとつの意味へと閉じるのではなく、見る人それぞれの身体や記憶のなかにある、まだ言葉になっていない何かと静かに響き合うこと。その余白に、絵画の可能性を感じている。
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