OFF LIMITS

制作年: 2022

素材・技法: 映像・ビデオ, 音・サウンド

サイズ: 1800×3600

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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OFF LIMITS

About the Work

制作年
2022
素材・技法
映像・ビデオ, 音・サウンド
サイズ
1800×3600
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
スタイル
日常, デジタル

Work Details

「OFF LIMIT」は、横須賀の町中に散見される看板からインスパイアされつつも、その後のフィールドワーク(あるく、みる、きく)を通じて当初の意味を捉えなおし、物語に昇華させた作品である。

看板は、一見すると、「日本人」が「米軍関係者お断り」と表示しているように見えるが、調べてみるとそうではなく、米軍の要請によってつけられたという。たとえば、米兵が酔って侵入したり暴れたりという事件を受け、米軍が規制するべくうごいのだ、と。大勢の軍人が押し寄せる場所ではトラブルがつきものだが、「慰安所」になるような場所については、米軍は少なくとも表向きはすぐに「OFF LIMIT」(立入禁止)にするという話を聞いたことがあり、ピンとくるものがあった。しかし、フィールドワークをしながら出会った事実は、意外なものだった。

第一に、見つけることができたOFF LIMITの看板が、古いものも含めて美しかったこと。第二に、釣りを通じて、そしてリールやルアーという目新しい道具を通じて、アメリカ兵と地元民とのあいだに交換/交感が生まれていたこと。第三に、にもかかわらず、海と陸とのあいだを含め、複数の境界線が人間によって何度もひかれなおされていること。

「OFF LIMIT」には本来、「境界・限界 LIMIT」の「外・枠外 OFF」という意味がある。大地や海と会話することができたら、人間の活動、かれらに対するふるまいをどう見てきたか、聞いてみたい気がする。

Exhibition Information

Artist

中村 公輔+中村 寛+原田 祐馬
✔︎

中村 公輔 プロデューサー、レコーディング・エンジニア 中村 寛 文化人類学者。アトリエ・アンソロポロジー合同会社代表。多摩美術大学教授。 原田 祐馬 1979年大阪生まれ。UMA/design farm代表、どく社共同代表。名古屋芸術大学特別客員教授。 中村 公輔 neinaの一員としてドイツMille Plateauxレーベルからデビュー後、the Hiatusなど数々のバンドで客演。小谷元彦「Rompers」や東京150年祭などの展示作品を手がけたほか、近年は宇宙ネコ子、大石晴子、折坂悠太、さとうもか等のアルバム制作を担当している。 中村 寛 「周縁」における暴力、社会的痛苦、反暴力の文化表現、脱暴力のソーシャル・デザインなどのテーマに取り組む。著書に『アメリカの〈周縁〉をあるく――旅する人類学』(平凡社、2021)、『残響のハーレム――ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015)。編著に『芸術の授業――Behind Creativity』(弘文堂、2016)。訳書に『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(テリー・ウィリアムズ&ウィリアム・コーンブルム著、大月書店、2010)。 原田 祐馬 大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。著書に『One Day Esquisse:考える「視点」がみつかるデザインの教室』。愛犬の名前はワカメ。

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最終更新日
2022.11.09