宵の詩
制作年: 2021
素材・技法: 岩絵具, 紙, 紙
サイズ: 162 × 162 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2021
- 素材・技法
- 岩絵具, 紙, 紙
- サイズ
- 162 × 162 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 日本画
- スタイル
- 半抽象
Work Details
この作品は「宵の詩」(よいのうた)という題名になります。
宵とは、日暮れから夜中までの間という意味があります。
夜のひっそりとした時間のもつ永遠に続くような静けさ、暗がりの切なさ、部屋の中で感じる夜の空気を表現しました。
私は何故か小さい頃から詩がすきでした。素朴で言葉少なく、それでいて真に触れるような、宇宙のような、音楽のような、そこに世界があるような、暮らしのように近くて、温度のある、そんな詩が好きでした。
作品の題名に「詩」という文字をよく用いるのは、私の作品が詩のような素朴さを持ち、みてくださる方にとってさまざまな感じかたができる余白のある、詩のような、心に届く作品であればいいなという想いからです。
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Artist
画家、アーティスト
はじめまして渡邊美波です。アートスティッカーはじめました。 2021年の3月に東京藝術大学日本画修士課程を修了し、現在は画家として作品制作、発表をしています。 日本画をはじめ銅版画、木のオブジェなどを制作しています。 姿、形のないもの、目に見えにくいものを、線や色をかりて形にする。私の作品はそんな作品なのかもしれません。 1991年 東京都生まれ 2019年 東京藝術大学 美術学部 絵画科 日本画専攻 卒業 2021年 同大学大学院美術研究科絵画専攻 日本画分野 修了 2022年4月4日〜9日 初個展/銀座スルガ台画廊 ご覧いただきましてありがとうございます。 私は日本画を主に作品を制作しています。 目に見えているものを描くということよりも目に見えないものやたしかではないもの、そういうものに心動かされます。 私たちは目に見えるものだけで生きているのではなく、目に見えないものや思いを感じ支えられながら共に生きているのかもしれないと感じます。 姿、形のないもの、目に見えにくいものを、線や色をかりて形にする。私の作品はそんな作品なのかもしれません。 大学在学中に彫刻概論という授業で、「彫刻の始まり」について先生が話して下さった事に大変感銘を受けました。 昔の古代の人達は、土の中から出てくる木や花などを見て、この土の中に命の源があるかもしれない。と考え、土を掘りその中から出てきた石や木の根などに想いをこめ彫ったりし、それを肌身放さずお守りとして持っていた。といような事でした。 それを聞いた時に、人々の祈りや想いが、ものをつくる根源にあるのかもしれないと私の中で腑に落ちました。 私の思う芸術に対する思いと無理なく重なりました。 まなざし。心の目で見ること。それこそが私の制作においての始まりであり、 私にとってとても大切なことであるように感じます。 さまざまなことに感じられる心を持つこと、本当の美しさに気がつくことのできる目を持つこと。 絵を描くことは日常の中にある真理に触れ、きずくことなのかもしれない。 それを形にしたものが歌や詩などさまざまな芸術の真の姿のように感じます。 私にとって絵を描くことは祈りに近いのかもしれません。 さまざまな事柄に触れた際に感じた心、それらへのまなざしの延長にただ作品が続いています。 できるだけ抽象的に、そして暮らしの中にある素朴でシンプルな詩のような作品を、と思い日々制作しています。 目を引く強い表現ではなくとも、すっと心に寄り添えるような余白のある作品であれたらいいなと感じています。 描くという行為よりも、みつけて、みつめて捉え直すというような言葉の方が自分の作品にはあっているのかなと最近は感じています。 私の作品をみてくださる方が、作品と対峙した時、表面的な部分だけではなく、みてくださる方の内面にすっと溶け込むようなそんな作品であれたら嬉しく思います。 作品がただそこに閑かに佇んでいる。心に寄り添うことのできる作品でありたいと感じています。 芸術が心を表すものだとするならば、私は自分の心ではなく、素朴に誰かの想いに寄り添う事のできる絵を描いていきたい。 世界がこのような状況の中自分の無力さを痛感し、芸術を通じていったい何ができるのだろうと考える日々でした。 この現状を変えることや、誰かの悲しみを無くす事はできなくても世界をみること。知ること。繋がること。 誰かの声に耳を澄まし、寄り添うこと。自分の心の真ん中で想い続け、忘れないこと。 それがすぐに形にならずとも思い続け、絵を描くこと。それならば芸術を志す私にもできるかもしれないと思い作品を制作しています。 小さくても芸術にできる道もあるかもしれないし、私の人生には沢山の姿、形をした芸術があったように思います。 現実世界を生きる誰かにとって私の作品がその中の一つになれたら そんな作品であれたらと最近は特に思いながら制作活動をしています。
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おかげさまで昨年2021年の3月に大学院を修了し、作家としての一歩である初個展も今年の4月に開催させていただくこととなりました。ありがとうございます。
私の制作の根底にあるのは暮らしです。それぞれにある日常を知ること、心の目でみること、気づくこと、心で感じること、その延長に作品があります。
私の作品と対峙した際、圧倒的な強さをもってこちらに現れる作品のもつ「主張するなにか」はないかもしれません。
ただ、そこに「静かに佇んで包み込むなにか」のある、みる人にとって余白のある、聞くことのできるような作品であればこれ以上のことはないと思い日々制作しています。
小さい頃から絵を描くことが好きで、画家になることが夢でした。その夢が目標になり、そして画家としての一歩を踏み出すことができましたのも、こうして今も絵を描くことを続けてこられたのも多くの方に支えていただいたからです。
今度は私が絵を通じてみてくださる方に、そしていずれは社会になにか返すことのできる人間になりたいと思っています。
これが私の素直な気持ちです。
そのためにもひとりの作家としてコンスタントに作品を制作し、より多くの方に直接作品をみていただく機会が少しでも増えますよう精進してまいります。
ご支援いただけましたら嬉しいです。