140年目の窓 05 (窓 -Layered Journey- より)
制作年: 2019
素材・技法: その他
サイズ: 1,030mmx728mm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2019
- 素材・技法
- その他
- サイズ
- 1,030mmx728mm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- クレジット
- © Yuuki URYU 2019
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 写真
- スタイル
- 日常
Work Details
荷物と一枚の切符を手にした、一人ひとりの旅人が通ってきた、レールの道のり。
いつかの旅人もきっと窓の外を見ていたことだろう。ここで生きていく期待と不安を抱えて。雄大な景色との出会いを求めて。春夏秋冬、重ねていく毎日の中で。
その頃から大きく姿を変えてはいないと思われる景色。そして、激変したであろう景色を、今の旅人が見ている。
札幌から遠ざかるにつれ、駅と駅の間は長くなり、夜には明かりすら見当たらない中をも走る。それでも、その先に街があり、人がいて、そこに行きたい人がいるから、今日も走り続けている。
北海道に鉄道が走り始めてから140年。しかし、その総延長は、すでにおよそ100年前の規模にまで縮んでいる。
これからも、その先に一つひとつの街があり人がいる北海道が、意志を持ってつながるレールで結び合い続けていくことはできるのだろうか。地図に刻まれた線路と駅の名前が減りゆく中で思う。
列車の窓から、降り立った駅の前から、今の北海道が、そして、いつかの旅人の姿が見える。
近代北海道命名から151年目、北海道の鉄道139年目の冬の始まりに、僕は旅に出た。
・・・・・・・
●発表した展示
『旅と旅のあいだの旅』(HakoBA函館 by THE SHARE HOTELS/函館/2021)
『ウリュウ ユウキ・逢坂憲吾 写真二人展「そこから なにが みえますか」』(MEDIA SHOP gallery2/京都/2020)
『北海道151年のヴンダーカンマー』(北海道立近代美術館/札幌/2020)
Artist
写真作家
"旅の途上で見る景色"を主題に、一見どこかわからないようで見たことのあるような風景を作品にし続けています。近年は「窓」を切り口としたシリーズに取り組んでいます。 "The scenery of journey on the way" is my theme, and I continue to make the scenery that you have never seen before. "旅の途上で見る景色"を主題に、一見どこかわからないようで見たことのあるような風景を作品にし続ける写真作家。 近年は、列車や飛行機などの「車窓」越しに過ぎ去っていく光景をつなぎ、写真のみならず映像を組み合わせ空間全体を構成したシリーズに取り組んでいる。 1976年、長野県に生まれる。小学6年のとき、手にしたポケットカメラで近所を走る電車を撮り始めたのをきっかけに「写真って面白いな」と思いはじめる。中学校には写真部があり、迷わず入部。祖父~父から借りたマニュアルカメラ『ニコマートFTN』で一眼レフに初めて触れ、そして部室ではモノクロ写真の現像を学び、毎年の文化祭での部展に作品を出品。高校進学後も同様に写真部の活動に没頭。この頃から夏・冬休みに列車で各地へと旅をするようになる。高卒後、東京の書店勤務の傍ら、撮影を続け、休暇ごとに旅に出る。 20歳の時には15日間をかけて「青春18きっぷ」でJRの通る46都道府県を制覇。 1999年、ウェブサイトを立ち上げ、翌年からデジタルカメラで撮ったその日その日の空の姿を写真日記として7年間掲載し続けた。 2001年8月、北海道・小樽で開かれる野外写真展『小樽・鉄路・写真展』に出展、本格的な創作活動を始める(以降毎年連続出展し、2019年に18回目の参加)。 同年11月、東京にて初の個展[landscape // “sora”scape -光景 // 空景 otaru //yokohama 2001-]を開催。以来、年に1~2回の個展及び多数のグループ展に出展を続ける。 2003年7月より、北海道・札幌に在住。 個展・グループ展や書籍・雑誌への掲載など精力的に制作と発表を続ける他、写真を軸にしたデザインなどを通じ、在来の写真表現にとどまらない活動を指向している。 都市と人、それをつなぐ地下鉄や電車をテーマとした作品も作り続けており、2005年以来毎年11月の『さっぽろアートステージ』の「500m美術館」などの企画に作品を連続出展している。2016年春から秋にかけて、札幌市電延伸開業前後の様子を「北一条さっぽろ歴史写真館」にて展示した。また2017年夏の『札幌国際芸術祭2017』で、公式プログラム「市電プロジェクト-都市と市電-」の企画に携わり、札幌市電の車内から発信するインターネットラジオのパーソナリティも務めた。 2013年、六花亭製菓の文化支援活動『六花ファイル』第四期作家のひとりに選出され、同年10月からの一年間、札幌・真駒内の「六花文庫」にて作品とポートフォリオが展示公開された。2015年11月、『アートフェア札幌2015』(クロスホテル札幌)に初参加。新たなアプローチで作品を届ける 入口に立つ(2017年まで連続出展)。 2017年4月8日より5月28日まで、札幌芸術の森美術館で開催の企画展『札幌美術展「旅は目的地につくまでがおもしろい。」』に出展。念願の会場と、半世紀以上続くシリーズ展での初展示を実現した。また2020年1月25日から3月15日まで、北海道立近代美術館での企画展『北海道151年のヴンダーカンマー』 に参加した。 これからも、作品と共に旅をしていくこと(=各地での作品発表)、企画展等からのオファーをいただくことを目指すとともに、改めて写真やそれ以外の切り口から現代の芸術を学び吸収するべく、海外での活動や留学も大きな目標に据えている。 この先も、地続きの日常と非日常の光景の間を歩き、旅し続けながら、その足跡と想いを写し止め、切り取り、かたちにし続けていく。
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展示する空間の中に「窓」を開き、"旅の途上の景色"を作り出すことが私のテーマです。この一枚があなたにとっての「窓」になれば、作家として無上の喜びです。
心に触れるものがありましたら、ぜひ応援をいただければ幸いです。次なる旅と、現在拠点を構える札幌だけでなく全国、海外も視野に入れた制作と作品展示のために、また、長年の目標でもある作品集の制作など、私の創作活動に生かさせていただきたいと存じます。