Liquid
制作年: 2020
素材・技法: 写真
サイズ: 72.8 × 51.5 × 10 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2020
- 素材・技法
- 写真
- サイズ
- 72.8 × 51.5 × 10 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 写真
- スタイル
- 抽象
Work Details
Title 「Liquid」
僕は制作を行う時、40%から60%程度のイメージを固め、現実世界やデジタル世界にそのイメージを再現できる被写体を探しにいきます。その上で被写体となる対象を見つけビクトリアリズムに継承されたスタイルで撮影し、作品を作り出すことが多いです。そして今回の展示を行うにあたって、僕自身の普段の制作におけるコンセプト「写真のパラドックス」にフィットするテーマはなんだろうと考えていました。そんな時、地元の福井県にある創作の森と呼ばれるアートキャンプに訪れました。その場所で制作に向き合うアーティストたちを取り囲む自然や、建物の中で人々が話しているところを遠くから見ていたら、ふと物理的に距離を取りたくなり、人々の死角になっているような場所を探しに、外に出て辺りを歩き始めました。その時、僕は人々の死角にあり目に止まらない竹林やたまの切れた電球に目がいきました。そして、釘付けになりました。その時に自分の中で大きな気づきが訪れたのです。その場所で起こっていたように、アートだけでなくても、進み続ける時間の中で忘れられたり捨て去られてしまう「モノ」や「イメージ」で世界は溢れているのです。それらの「モノ」たちを自身の制作スタイルの中に、被写体として取り込み、アウトプットをしていく過程で、イメージやモノの存在を再提案しその存在の曖昧さを問いかけたくなりました。そしてこの「Liquid」は、実際に液漏れした CDを撮影した作品です。撮影の手法としてはピクトリアリズムから継承したソフトフォーカスと流し撮りにより自身の心象風景と近づけ、露出をされた上で撮影し画像処理ソフトを用いたマニピュレーションを経て、黒い世界に強く鮮やかに浮かび上がるような抽象的なイメージを表出させました。さらにアクリル加工を施したプリント作品たちは、高い技術のプリントにより美しい発色を保ち浮かび上がり、僕自身のイメージを可能な限り再現した仕上がりになっています。時間の経過によってこの世界から必要とされなくなり現在進行形で「不在」に進んでいる事物を僕自身の表現の中で「存在」へと逆行させる時、「存在」と「不在」はその物理的な境界線を越えて、視覚的情報における有題へと還元していくのです。この過程の構造、並びに作品は、視る人間の「写真メディアそのものの価値観」を曖昧にし、世界に存在しているモノへの認識、イメージという行為そのものを問いかけるのです。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 三澤亮介 個展「RE:CONSTRUCTION」2021.01.09 - 01.29
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Artist
現代アーティスト
1992年、福井県生まれ。 2015年 立教大学 映像身体学科 卒業。
光を世界の営みと相似するものとして捉え、スケールの異なる現象を同一の構造として扱い制作を行う。不可視の光の顕在化を主題に、ペインティングを中心とした表現を展開。光をめぐる相対的な知覚のプロセスそのものを作品化する試みである。グラデーションやセパレーションといったオーセンティックな形式を通じ、個人的な知覚とより大きな時間の感覚が交差する“場”を立ち上げている。
2020年以降、都市や公共空間、建築空間を舞台としたアートプロジェクトに選出され参加している。

































今後の新しい作品の制作の資金とアトリエの充実を行いたいので、ご支援いただけると幸いです!
よろしくお願い致します。