Where It Begins
制作年: 2025
素材・技法: アクリル, キャンバス, ミクストメディア, スプレー塗料
サイズ: 33 × 33 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- アクリル, キャンバス, ミクストメディア, スプレー塗料
- サイズ
- 33 × 33 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- なし
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- ポップアート, 日常
Work Details
Window Series
曇った窓に指で描く⸺誰もが経験したことのある、ささやかな衝動。
このシリーズでは、その無意識の行為を、現代社会における表現の比喩として描いている。
かつて移動中や浴室など、手持ち無沙汰な時間に生まれたその行為は、いまやスマートフォンに吸収され、その指はタイムラインをスクロールする動きへとすり替わった。目に入るのは、情報、誤情報、感情、そして誰かの声。
描く代わりに流し、触れる代わりにスワイプする
曇りガラスの落書きは、匿名の感情をそっと浮かび上がらせる。結露は、内と外の温度差で生まれる。ガラスに浮かぶ線は、個人の内面と社会という外側のあいだに生まれるノイズや葛藤の痕跡だ。
そこに描かれる線は、どこにも届かない声であり
誰でもない誰かのままに残される言葉でもある。
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Artist
ビジュアルアーティスト
1992年 兵庫県朝来市生まれ / 大阪市在住
大阪芸術大学デザイン学科卒業後、イラストレーターとして活動を開始。2019年、COVID-19パンデミックを契機に、アーティストとしての自己表現に向き合う決意を固め、本格的に作品制作をスタート。
幼少期より、80〜90年代のファッション、音楽、漫画やアニメといったサブカルチャーに強く影響を受けて育つ。現在の作品にも、当時の印刷物や音楽ビデオ、テレビの質感を思わせるノイズや色調、アイコン的な構図が多く引用されており、個人の記憶と社会的なイメージが交差する視覚体験を生み出している。
都市と個人のあいだに生まれる違和感、社会や文化に対する視線、そして“匿名の気配”をビジュアルに変換することをテーマに活動を続けている。完璧であることを前提とする現代社会において、不完全であること、制御しきれない感情や衝動にこそリアリティがあるという考えのもと、静かに揺らぎ続ける表現を追求している。
スプレー、アクリル、ドリップを用いたレイヤー表現を通して、空気の揺らぎ、記憶のにじみ、生活に染みついたノイズを視覚化する。代表作である「True to Life」シリーズでは、現実と空想の境界線を曖昧にしながら、不確かさの中にある美しさ、日常に溶け込む違和感、そして“ただ存在する”ことの静かな強さを描き出している。





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