debris( セルリアンブルー / くろ / ビリジアン )
制作年: 2025
素材・技法: アクリル, キャンバス, その他
サイズ: 45.5 × 45.5 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- アクリル, キャンバス, その他
- サイズ
- 45.5 × 45.5 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- なし
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 抽象
Work Details
debris( セルリアンブルー / くろ / ビリジアン )2025
アクリル絵具、蛍光顔料、キャンバス
45.5 x 45.5 cm
保坂毅 個展 「ケのbiの図の2」について
今回の保坂毅の個展は、昨年の「ケのbiの図」の続編となるものです。なので「ケのbiの図2」と銘打っています。前回と変わらず、キャンバスに仕掛けられたシンプルながら複雑に構成された空間と色面、それは絵画的情緒を排する為に均一に彩色され、バランスとリズムを保ちながら構成されています。福島県出身の保坂は、作品タイトルに「デブリ」と名付ける事で、放射能とその日本での使用の歴史も作品の重要なコンセプトにしています。今回の作品の特徴として、キャンバス作品のサイズの多様性が挙げられます。小さな事のように思いますが、3Dのオブジェ的な形態にながらく描いてきた保坂には、キャンバスの形態、ことに前面の大きなフラットな画面に対する違和感があったようです。それ故、当初は彼自身が視覚的な物質感を感じない大きなキャンバスに描く事から始めました。2回目となる今回、ようやくキャンバスの形態や特性に保坂の感覚と認識が馴染んだのでしょう。今回は、様々なサイズの作品がお目見えすることと思います。大小それぞれの作品の、保坂特有の色彩の織りなすリズムをお楽しみ頂けます。
GALLERY ZERO より作品コメント
新しい作品、ことにスクエアの作品を見ていて、急に庭のことが頭に思い浮かびました。庭といっても木々が植わり花が咲く庭ではなく、龍安寺のあの庭、白砂と石で構成された枯山水の庭です。視点は庭全体ではなくその一部の、構成された石組み、または坪庭でも良いのです。保坂の作品の少しクリームがかった生成りのような背景は、白砂もしくは空間として存在し、実空間に絵画としての虚構の空間・場を生み出していると思えたのです。そこに構成される色面は、よく見れば二次元の面ではなく、どうやら三次元的なボリュームもある様なのです。ならこれは枯山水の石組みと同じ様に機能している。極めてモノクロームな枯山水が、禅的な瞑想や思索・思惟を促す為のものであるなら、保坂の「debris」の調和した色彩と安定した構成は、月次ですがリラクゼーションや開放、それに続く想像へと思考を促している様な気がします。そういえば、ホックニーにも龍安寺の庭を撮った写真作品がありますね。多視点で逆遠近法的な構成のその作品は、ホックニーらしい深遠で遊び心の詰まったものです。保坂もそのことを視野に入れ、今回のこのシリーズを制作したのではと想像しています。
カラフルで楽しい作品たちを、よろしくお願い致します。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 保坂毅 “ ケのbiの図の2:Art in the Mundane: Being in Everyday 2 ”2025.10.18 - 11.08
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Artist
Artist
保坂毅は1980年福島県生まれ。2005年武蔵野美術大学大学院油画コース修了。東京を拠点に制作しています。保坂毅はオブジェのような立体的な支持体に、ストライプ・チェックあるいは単一の色面などを描いた作品を発表してきました。観る者の視点の移動により3次元や2次元に見えたりするオブジェ的絵画は、空間と観客の視点に関する実験と言えるものでした。
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