Spinout Hours 〜失われた2時間〜 / KAIKA 東京

制作年: 2020

素材・技法: その他

サイズ: 1000mm×1000mm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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Spinout Hours  〜失われた2時間〜 / KAIKA 東京
Spinout Hours  〜失われた2時間〜 / KAIKA 東京
Spinout Hours  〜失われた2時間〜 / KAIKA 東京
Spinout Hours  〜失われた2時間〜 / KAIKA 東京

About the Work

制作年
2020
素材・技法
その他
サイズ
1000mm×1000mm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
彫刻
スタイル
コンセプチュアル
ハッシュタグ

Work Details

Concept

テクノロジーが発達して、人間は暗算などの基本能力をいとも簡単に退化させた。あらゆるものを合理的に単純化させた結果、12進法の時計も10進法に変更した。弾き出された2時間に、非合理があった。失われた2時間にあなたは何を思いますか?

As technology evolved, humans could easily degenerate basic abilities such as mental arithmetic. Along with that, everything has been reasonably simplified, and the decimal clock has been changed to decimal. A reasonably leveled world. On the other hand, there were irrationalities in the two hours that came out. What do you think in the two hours that came out?

Story

Spinout Hours

 

〜未来〜

2025年、電子マネーの完全普及により、お釣りの概念がなくなると、人間はいとも簡単に計算能力を退化させ、AIが蔓延した結果、政府は劣化した人間に対し物ごとを単純合理化させるべく時計の12進法を10進法に変更した。

 

しかし、生活の単純化合理化が進むほどに、人間は非合理を希求するようになり、それを失われた2時間に重ね合わせ、Spinout Oursと呼ぶようになった。10進法の時計の横にある作品は、Spinout Oursとして「非合理」を表し、その意味において「ART」そのものといえる。

 

〜現在〜

横浜駅に直結した地上1階で、この直径1メートルの大きな時計が目に入る。 令和になっても駅で待ち合わせる人もいるだろう。

 

何気なく目の端に映った時計に、何か違和を感じる。二度見すると、どうやら数字が変である。自らの時計と比べると、時間はあっているようだ。これは何だろうか? 実は、ここに至るに苦労があった。

 

10進法の文脈が決まってから、まずは時計メーカーに10進法の時計、つまり1日に20回転する時計の製造が可能かを確認したところ、即座に断られたり(正確な時を刻むのを生業としているのに不正確な時は提供できないというメーカーの暗黙のプライドを知る)、他社には、困難だが、仮にできても常に狂うので常に補正が必要と言われ、その補正の元すらわからない状況に断念し、ムーブメントはそのままとした。 また、それは技術的なことだけでなく、架空の度合い設定にもよる。

 

冒頭のシーンを思い起こす。通りかかった人の目の端に何か違和を感じ二度見する。数字が変、そして指している時間も今とは違う、となると取り付く島がなく、単なる困難な他者として素通りされるだろう。 よって、針は現在を指し、なのに数字が?とした。 そして、もう一点、分刻みのメモリについて。 これは10進法にすると、表記と針の整合性が分断されるので、12進法のままになっている。

 

フィクションを通せば、むしろどこかで無理が出る。なので、フィクションとノンフィクションを入子状態で提示し、鑑賞者の入口を増やした。この弾き出された2時間は、不合理だろうか、非合理だろうか。 はたしてこのコロナ禍を経て、現実に、従来当たり前と考えていた時間の割り当てられ方は既に瓦解した。

 

一人ひとりが、自分の時間を取り戻すことになり、また常識や合理に対して、自らの新たな感じ方を自らの価値として認識できる時代になっていくのだろう。

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失われた2時間にあなたは何を思いますか?

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Exhibition Information

展示場所
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 201室「Art Room」
常設展

Artist

遠山 正道 | Masamichi Toyama
✔︎

1962年 東京生まれ
自ら考えつくり提示する個展の経験から起業し、ビジネスとアートの関係性を両者にとっての価値とする旨を自身のコンテクストとしている。

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最終更新日
2020.06.24