
About the Work
- 制作年
- 2017
- 素材・技法
- 和紙, 墨, 岩絵具, 色鉛筆
- サイズ
- 190 × 226 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- なし
- 額装
- なし
- 作品証明書
- あり
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 日本画・和, 半抽象, エモーショナル, ロマンティック, アジア
Work Details
月待
日本画
墨、岩絵の具、水干絵の具、パステル、色鉛筆、韓国楮紙、典具帖紙
今ではすっかり廃れてしまったが、「月待講」という民間信仰がかつて日本の至る所で行われていた。二十三夜、二十六夜、特定の月齢の夜に誘い合わせて皆で集まり、飲食を共にする。月が出るのを待ちながらささやかな願い事をする。この素朴な民間信仰について、私はずっと神秘的なものを感じていた。群馬県の小さな村に、この月待講のために建てられた石塔がたくさんあると聞いて、ある冬の日に訪ねていったことがある。林檎が名産のその村はちょうど収穫の季節で、林檎畑の中に寂しく佇む野仏には赤い林檎の実が供えてあった。 長い時間、月が少しずつ登ってくるのを皆で眺めているのはどんな気持ちだろう。見つめている先の景色は止まっているかのようで、微かに少しずつ変化していく。何かを心待ちにしながら注意深く森の上に広がる空を見つめている人の目には、普段では気がつかないようなものが見えるのではないかと思った。
Artist
日本画家
1992年、山口県生まれ。2016年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修士課程修了。2018年「第54回神奈川県美術展」特選、2022年吉野石膏「若手日本画家に対する展覧会助成」採択。現在、創画会会友。地形環境や風土に関心を持ち、様々な土地を歩く体験を日本画材を用いて作品にしている。主な個展に、「日読|Almanac」府中市美術館市民ギャラリー(東京/2020年)、「あめつち|Wetland」ギャラリーなつか(東京/2021年)、「風配図|Wind Rose I Ⅱ」コートギャラリー国立・多摩信用金庫地域貢献スペース(東京/2023年)、「府中市美術館公開制作89 まだ見ぬ小さな山について」(2024/東京)など。
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