
About the Work
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- その他
Work Details
前職の設計事務所を体調不良で休職していた時、救ってくれたのが銭湯でした。
銭湯への恩返しのため、大好きな銭湯の魅力を図解する「銭湯図解」を都内中心に描き始めて80軒以上。浴室での人との交流、お風呂やサウナの楽しみ方、建築的な面白さ、味のある銭湯の小物、お風呂上がりの至福のひと時など、多様で幅広い銭湯の魅力を水彩で表現しています。
銭湯図解を描き始めたのは、前職の設計事務所を体調不良で休職していたとき。心身ともに病んでいる中、友人と医師にすすめられて銭湯に通い始め、その開放的な空間と銭湯での人々の出会いに気持ちがほぐれ、銭湯に行くごとに心も体もどんどん調子がよくなりました。やがて銭湯に行くのが日課になり、これが生き甲斐と思うほどのめり混んでいくうちに、まだ銭湯に行ったことがない友人にその魅力を伝えたいがため、銭湯図解を描き始めたのです。
このイラストをSNSにアップしたところ想像以上に広がり、投稿を見かけた小杉湯の三代目から小杉湯のパンフレットの依頼を頂いて小杉湯に通うようになりました。やがて休職から3ヶ月経って設計事務所に一度復職しましたが、体調は思わしくなく、建築業界自体働くことは難しいかもしれない、と三代目に相談したところ小杉湯への転職を誘われました。建築から銭湯業界へという異例のキャリアに初めは戸惑いを感じてましたが、そもそも建築家を志したのはインテリアコーディネーターの母と一緒に建築のイラストを描いたことだったと思い出しました。建築を志した時とはかけ離れた、”番頭/イラストレーター”という肩書きで活動を続けていますが、建築に興味を抱き始めた”建築を描くことが好き”という気持ちは、形を変えて実現していると感じています。
銭湯図解の製作は大まかに「取材」「下書き」「ペン入れ」「着彩」の4行程。トータルで24時間程度かけて描いていきます。「取材」では、開店前の1時間半程の時間を頂いて、実測、写真撮影、インタビューを行います。実測は設計事務所時代に使っていたレーザー測定器とメジャーを用いてタイルの幅まで測量。「下書き」は測量データをもとに行います。設計で使っていた製図道具を用いて、縮尺を決めて描き始めます。「ペン入れ」は水彩紙に耐水性の製図ペンでトレースし、「着彩」で色鮮やかな発色のウィンザー&ニュートンの透明水彩絵の具で色を塗っていきます。
2016年より描き始めた銭湯図解は、やがてwebメディア、新聞、ラジオ、TVで取り上げられるようになり、2019年2月21日に書籍「銭湯図解」を書き下ろしました。「露天の王様」「銭湯建築のニューウェーブ」「泣きに行く銭湯」など、都内を中心に24軒の銭湯の図解をカラーで掲載するとともに、見どころ、味わいどころをエッセイで紹介。銭湯初心者から上級者まで楽しめ、心もほかほかになるイラストエッセイ集です。刊行直後に「情熱大陸」に出演したこともあり、書籍は重版し累計発行部数は二万五千部となりました。
銭湯図解は、現在、雑誌「旅の手帖」(交通新聞社)の百年銭湯で隔月連載を続けています。全国各地にある創業百年以上の銭湯を、エッセイ、写真、図解で紹介。百年以上ならではの歴史や、積み重ねてきた思いを丁寧に伝えることを大切にしています。
書籍「銭湯図解」の出版を終え、今後は銭湯だけでなく様々な建物や空間も描いてみたいと考えています。銭湯図解を経て、私が一番好きだったこと・やりたかったことは”建築を描くこと”だと気づきました。そんな風に思えるようになったのは、銭湯図解を支えてくれたファンの方々、銭湯経営者の方々、小杉湯の方々だと感じています。様々な人の支えから自分が好きだったことに気づけた今、銭湯だけでなく様々な建物や街並み、空間を描けるアーティストとして活躍していきたいと考えています。現在は、今私が住んでいる高円寺を舞台にした"高円寺図解"を描きつつ、アーティストとしてフリーランスで活躍できるよう環境を整えています。小杉湯の番頭として銭湯図解を発信する活動を続けつつ、建築を描くアーティストとして活躍する道を模索し続けます。
Artist
番頭/イラストレーター
高円寺の銭湯・小杉湯の番頭兼イラストレーター。銭湯のアイソメ図を水彩で描いた「銭湯図解」シリーズが話題を呼び、2019年2月に書籍「銭湯図解」を刊行。設計事務所出身の経歴を活かし、銭湯、飲食店、街並み、高架下など今ある建築の魅力を水彩で描く活動を続けている。
アーティスト情報を見る










































作品をご覧下さり誠にありがとうございます。私は、番頭兼イラストレーターとして高円寺の銭湯・小杉湯で働いています。今までは番頭として銭湯の魅力を絵で発信しておりましたが、2020年より活動の場を広げ、銭湯に留まらず東京にある建築や風景の魅力を表現したいと考えております。今、東京はオリンピックという節目を迎えて大きく街並みを変革させようとしています。今ある街並みを残すため、その街並みを活かすため、東京の今を描き発信する必要があると感じています。そのための画材費及び作画環境を整えるためご支援頂いたお金を使わせていただきます。もしよろしければ、ご支援をよろしくお願い申し上げます。