
夢、愛、希望
woo min jung 2026年8月7日〜10月3日
夢、愛、希望。
今日、これらの言葉はあまりにも古風で素朴なものとみなされ、口にすることさえためらわれるようになった。想像する者は愚かだと言われ、優しい者は利用され、誠実な者は搾取される世界のなかで、私たちは愛を語ることをためらい、夢を諦め、希望を信じることができなくなっている。
しかし作家は、一見すると時代遅れで幼くさえ思えるこれらの言葉こそが、不条理な現実に立ち向かうための最も強い力なのだと信じている。
本展が描くのは、墜落の後に訪れる時間である。これまで作家は、蜂という存在を通して、人間の欲望と絶え間ない試みを探究してきた。そして今、その蜂たちがついに空へと飛び上がり、燃え、灰となって墜ちた後に広がる風景へと視線を向ける。
墜落の最終局面で彼らが出会うのは、金色に輝く世界である。露に濡れた草、波打つ水、鳥の羽、名もなき生命たち。あらゆる存在が互いを映し合いながら、ひとつの壮麗な風景を形づくっていく。そこには、失敗の果てにおいて初めて立ち現れる美しさと、関係を結び直す可能性が示されている。
しかし、灰となった存在たちは再び水の底へと沈んでいく。方向も意志も失った時間のなかで、世界は白と黒へと変わり、それまで彼らを支えていた秩序は解体されていく。
作家は、この崩壊の瞬間から新たな始まりについて語る。それは完全な復活ではない。散り散りになった自己をもう一度拾い集め、掴み直しながら生き続けていく、再生の過程である。繰り返し崩れ落ちる意識のなかにあっても、自らの中心をつくり出すという行為は、第二の生の始まりとなる。
その中心を支えるものが、愛と夢と希望である。
夢とは想像する力であり、希望とは他者へと向けられる優しさであり、愛とは最後まで誠実に生きようとする態度である。
本展で発表される絵画や土による作品、そして来場者に手渡されるポストカードは、これらの価値を他者と分かち合うための媒体となる。 最終的に本展が提示するのは、世界を変えることのできる壮大な信念ではない。むしろ、どれほど墜ちても決して完全には失われることのない最も古い力、愛、夢、希望を、もう一度手に取ることを私たちに促している。
